ドル・円が1カ月ぶり高値、米CPI上昇・税制改革期待-一時110円73銭
池田 祐美2017年9月14日 11:52 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-09-14/OW91G06JTSEP01
ドル・円は朝方の110円台半ばから110円73銭まで上昇
インフレ指標しっかりすれば米利上げ方向継続-ステート・ストリート

ステート・ストリート銀行の若林徳広在日代表兼東京支店長は、「米CPIが予想を上回る数字になると
期待されている。インフレ上昇が見込まれていることが市場の期待をサポートし、ドル買いの動きが続いて
いる」と説明。「米連邦準備制度理事会(FRB)高官からインフレ低下を気にしていないとか、雇用はし
っかりしているなどの発言も多い。インフレ指標がしっかりすれば米利上げ方向を続けられる」と語った。
  この日発表される8月の米CPIは、前月比0.3%上昇が見込まれている。7月は同0.1%上昇だった。
  三菱UFJ信託銀行資金為替部為替市場課の池島俊太郎課長は、「米CPIはそんなに悪くないか
もしれないというムードに傾きつつある」とした上で、ドル・円は「テクニカル面では111円前後が重いが、
111円にしっかり乗せると112円まで速いかもしれない」と述べた。