ドラギ総裁:ユーロ上昇は懸念、QE先行きで10月決定目指す
Carolynn Look2017年9月7日 23:07 JST 更新日時 2017年9月8日 01:18 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-09-07/OVWWGJ6TTDS801
インフレ率予想を下方修正、ユーロ上昇を反映
2018年以降のQE調整について複数のシナリオを検討

総裁は7日、ユーロ上昇を注視していると言明し、債券購入プログラムの先行きについて10月に決定する
見込みだと明らかにした。
  総裁は政策決定後の記者会見で「最近のユーロのボラティリティーは不透明感の源となっており、中期
的な物価安定の見通しに影響を及ぼし得るという点で監視する必要がある」と述べた。
  QEに関する決定は「数が多く複雑であり、当然ながら今後数週間または数カ月に顕在化し得るリスク
も考慮する。従って決定の日付を特定するのは慎重ではない。恐らく、決定の大きな部分は10月に下さ
れるだろう」と語った。