元東証2部上場、5月29日に上場廃止となっていた(株)フード・プラネットほか5社が破産
6/8(木) 配信

 (株)フード・プラネッと、関連会社5社は6月2日、東京地裁へ破産を申請し6月7日、破産開始決定を受けた。
 負債はフード・プラネットが債権者55名に対して11億1041万円、6社合計で16億1408万円。
 フード・プラネットは当初、イーディコントライブ株式会社としてパッケージソフトウェアの複製やフロッピーディスクの不正コピー防止技術に関する業務を手掛けていた。

平成12年、イーディーコントライブ株式会社を設立
平成15年、東証マザーズに上場
平成18年、「株式会社YAMATO」に社名変更
平成18年、ミュージックジャム事業に参入
平成19年、太陽光発電機器販売、LED販売事業に参入
平成24年、店舗、オフィスコーディネート事業に参入
平成25年、ソフトクリーム店運営事業に参入
平成26年、「株式会社アジェット」に社名変更、国内外の外食事業運営に参入
平成27年、「株式会社フード・プラネット」に社名変更

子会社がセルフサービス型ソフトクリームショップや小規模分譲型ソーラーの機器販売などを行い、22年9月期の連結売上高は23億4370万円をあげていた。
 しかし、事業は計画通りに進まず、業績不振に陥り、25年9月期にグループ全体で債務超過へ陥った。
その後も不適切な会計処理や上場維持を目的とした取引所への虚偽の回答などから、28年3月には特設注意市場銘柄の指定を受けた。
再発防止のための改善改革が進捗や内部管理体制等の改善が認められず、29年5月29日に上場廃止となり、支えきれなくなった。