「Edge」の更新で珍現象、「Microsoft Copilot」を名乗るアプリが勝手にインストール(?)される
米Microsoftは4月16日(現地時間)、3月末にリリースされた「Microsoft Edge」v123.0.2420.65へアップデートした一部の環境で、「Microsoft chat provider for Copilot in Windows」という新しいパッケージ(MSIX)が誤ってインストールされる問題があることを明らかにした。この結果、「Microsoft Copilot」というアプリが「設定」アプリのインストール済みアプリのリストに表示されることがある。
同社によると、「Microsoft chat provider」コンポーネント自体はコードやプロセスを実行することはなく、デバイスや環境のデータを無断で取得、分析、送信することはないとのこと。「Microsoft Copilot」アプリはインストール済みアプリのリストに表示されるものの、「Microsoft Copilot」が完全にインストールされたり、有効化されるわけではないようだ。このアプリは実行もアンインストールもできない。
ちなみに、「Microsoft chat provider」コンポーネントが勝手にインストールされてしまう可能性のあるプラットフォームは以下の通り。
・Windows 11 バージョン 23H2
・Windows 11 バージョン 22H2
・Windows 11 バージョン 21H2
・Windows 10 バージョン 22H2
・Windows Server 2022
「Microsoft chat provider」パッケージはいずれ「Windows Copilot」を有効化するための準備として一部のWindowsデバイスにインストールされることがあるが、すべてのデバイスを対象としているわけではないという。とくに「Windows Server 2022」は本来であれば対象にならないはずだ。
同社は現在、この問題の解決に取り組んでいるとのこと。意図していないデバイスからはいずれ「Microsoft chat provider」パッケージが削除されるという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/76b64216cf3cf85f7009fc6c65bda26b527d0d30