0001首都圏の虎 ★2022/06/11(土) 17:00:01.32ID:CAP_USER9
サッカーJリーグは、新型コロナウイルスへの感染対策として禁止してきたスタジアムでの声を出しての応援を11日、茨城県鹿嶋市で行われている公式戦から再開しました。
コロナ禍になって国内の主なプロスポーツで声を出しての応援が行われるのは初めてです。
サッカーのJリーグは、新型コロナウイルスへの飛まつ感染のおそれがあるとして、おととし2月以降、スタジアムで声を出して応援することを禁止してきましたが、政府の基本的対処方針で会場の収容率を50%とすれば大声を出してのイベントを実施することが認められたことから段階的に再開していくことを先月決めました。
そして、11日午後3時すぎから茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムで行われているJリーグカップの鹿島アントラーズとアビスパ福岡との試合で、声を出しての応援が再開されました。
声出し応援が認められたのはおよそ1700人で、試合前からゴール裏の特別なエリアに入り 不織布のマスクを着用したうえでピッチの方向を向いて、リズムに合わせてチームや選手の名前を大声で叫ぶ「コール」をしたり、「チャント」と呼ばれる応援歌を歌ったりして、久しぶりに大きな声を出して応援を繰り返しスタジアムの雰囲気を盛り上げていました。
野球やラグビー、それに、バスケットボールなどといった国内の主なプロスポーツで声を出して応援が行われるのはコロナ禍になって初めてです。
“声出し応援” を選択した背景
Jリーグの野々村芳和チェアマンがことし3月に就任して以降、最も力を入れて進めてきた取り組みの1つが声を出しての応援を再開できる環境を整えることです。
政府の基本的対処方針では大声を出さないイベントは収容定員の100%まで観客を入れることができますが、大声を出すイベントの場合は収容率を50%としなければなりません。
さらに今シーズンのJ1の入場者数は1試合平均で1万2517人と3年前のシーズンと比べて6割程度にとどまっていて、コロナ禍での集客はJリーグでも依然として大きな課題になっています。
それでも野々村チェアマンは、サッカー観戦の大きなだいご味である、声を出しての応援ができる環境を整えられれば長期的にはファンの増加にもつながると考えていて今回、再開に踏み切りました。
これについて野々村チェアマンは「サッカーを作品と考えるとお客様が作ってくれる熱量は重要な要素になる。その作品を見たいから新しいファンが来てくれるという側面もある」などと話しています。
一方で「声を出さずに観客を100%入れたいというJリーグのクラブももしかしたらあるかもしれない。クラブが選択できるような条件をいかにリーグとしてそろえられるかが重要だ」とも話していて試合を主催するクラブ側が声を出しての応援をいずれかを選択できる環境を整えたいという考えも示していました。
不織布マスクなら 飛まつ96~99%抑えられる
Jリーグの調査に協力してきた産業技術総合研究所と慶応大学の奥田知明教授は先月下旬、声出し応援による飛まつの飛び方を調べた結果、不織布のマスクを着用すれば96%から99%まで抑えられることをまとめています。
具体的にはリズムに合わせてチームや選手の名前を大声で叫ぶ「コール」をしたり「チャント」と呼ばれる応援歌を歌ったりした場合、どのくらいの飛まつが拡散するかを実験し、マスクを着けない場合と不織布のマスクを着用した場合、それにウレタン製のマスクを使った場合の3つのパターンで比較しました。
その結果、不織布のマスクを着用するとマスクなしに比べて空気中に飛散する3マイクロメートルから9マイクロメートルの微細な粒子のうち、96%から99%が抑えられたことがわかりました。
ウレタン製のマスクでカットできた粒子はマスクなしと比較して83%から89%だったということです。
奥田教授は「不織布マスクを適切に着ければたとえ大声で応援しても飛まつの量がかなり抑えられることがわかった」としています。
そのうえで「これから暑くなる季節の中で、通気性が悪いとか、熱中症の危険があるとか、飛まつを抑えること以外も考えることが必要だ。いろんな人がそれぞれの知恵を出し合って考えていきたい」と今後の課題についても指摘していました。
“声出し応援” 段階的に導入
全文はソースで
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220611/k10013667461000.html
コロナ禍になって国内の主なプロスポーツで声を出しての応援が行われるのは初めてです。
サッカーのJリーグは、新型コロナウイルスへの飛まつ感染のおそれがあるとして、おととし2月以降、スタジアムで声を出して応援することを禁止してきましたが、政府の基本的対処方針で会場の収容率を50%とすれば大声を出してのイベントを実施することが認められたことから段階的に再開していくことを先月決めました。
そして、11日午後3時すぎから茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムで行われているJリーグカップの鹿島アントラーズとアビスパ福岡との試合で、声を出しての応援が再開されました。
声出し応援が認められたのはおよそ1700人で、試合前からゴール裏の特別なエリアに入り 不織布のマスクを着用したうえでピッチの方向を向いて、リズムに合わせてチームや選手の名前を大声で叫ぶ「コール」をしたり、「チャント」と呼ばれる応援歌を歌ったりして、久しぶりに大きな声を出して応援を繰り返しスタジアムの雰囲気を盛り上げていました。
野球やラグビー、それに、バスケットボールなどといった国内の主なプロスポーツで声を出して応援が行われるのはコロナ禍になって初めてです。
“声出し応援” を選択した背景
Jリーグの野々村芳和チェアマンがことし3月に就任して以降、最も力を入れて進めてきた取り組みの1つが声を出しての応援を再開できる環境を整えることです。
政府の基本的対処方針では大声を出さないイベントは収容定員の100%まで観客を入れることができますが、大声を出すイベントの場合は収容率を50%としなければなりません。
さらに今シーズンのJ1の入場者数は1試合平均で1万2517人と3年前のシーズンと比べて6割程度にとどまっていて、コロナ禍での集客はJリーグでも依然として大きな課題になっています。
それでも野々村チェアマンは、サッカー観戦の大きなだいご味である、声を出しての応援ができる環境を整えられれば長期的にはファンの増加にもつながると考えていて今回、再開に踏み切りました。
これについて野々村チェアマンは「サッカーを作品と考えるとお客様が作ってくれる熱量は重要な要素になる。その作品を見たいから新しいファンが来てくれるという側面もある」などと話しています。
一方で「声を出さずに観客を100%入れたいというJリーグのクラブももしかしたらあるかもしれない。クラブが選択できるような条件をいかにリーグとしてそろえられるかが重要だ」とも話していて試合を主催するクラブ側が声を出しての応援をいずれかを選択できる環境を整えたいという考えも示していました。
不織布マスクなら 飛まつ96~99%抑えられる
Jリーグの調査に協力してきた産業技術総合研究所と慶応大学の奥田知明教授は先月下旬、声出し応援による飛まつの飛び方を調べた結果、不織布のマスクを着用すれば96%から99%まで抑えられることをまとめています。
具体的にはリズムに合わせてチームや選手の名前を大声で叫ぶ「コール」をしたり「チャント」と呼ばれる応援歌を歌ったりした場合、どのくらいの飛まつが拡散するかを実験し、マスクを着けない場合と不織布のマスクを着用した場合、それにウレタン製のマスクを使った場合の3つのパターンで比較しました。
その結果、不織布のマスクを着用するとマスクなしに比べて空気中に飛散する3マイクロメートルから9マイクロメートルの微細な粒子のうち、96%から99%が抑えられたことがわかりました。
ウレタン製のマスクでカットできた粒子はマスクなしと比較して83%から89%だったということです。
奥田教授は「不織布マスクを適切に着ければたとえ大声で応援しても飛まつの量がかなり抑えられることがわかった」としています。
そのうえで「これから暑くなる季節の中で、通気性が悪いとか、熱中症の危険があるとか、飛まつを抑えること以外も考えることが必要だ。いろんな人がそれぞれの知恵を出し合って考えていきたい」と今後の課題についても指摘していました。
“声出し応援” 段階的に導入
全文はソースで
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220611/k10013667461000.html