0001爆笑ゴリラ ★2021/02/22(月) 10:01:13.59ID:CAP_USER9
2/22(月) 9:06
日刊ゲンダイDIGITAL
手島実優さん脊椎側湾症と闘う「今も背骨に1キロの金属が…」
手島実優さん(C)日刊ゲンダイ
【独白 愉快な“病人”たち】
手島実優さん(女優・23歳)=特発性脊椎側弯症
◇ ◇ ◇
14歳の春休みに「特発性脊椎側弯症」の手術を受けました。背中には首から腰まで真っすぐ伸びる400針の手術痕があって、背骨にはチタン製のワイヤやボルトが総重量で1キロほど打ち込まれています。
側弯症は肋骨や背骨が曲がって左右非対称になってしまう病気です。先天性と特発性があって、特発性は10代の女子が特になりやすいといわれています。
気づいたのは13歳の頃でした。お風呂に入る時に全身を鏡で見てみると、右のウエストがやけにくびれていて、反対側の左がずんどうだったのです。母親にそのことを言うと、私を前屈させて腰の骨の高さが左右で違うことを確認し、病院に連れていってくれました。通常は学校健診で脊椎側弯症の検診があるそうですが、たまたま私の時は実施されていない時期だったようで発見が遅れたのです。
地域の総合病院の整形外科を受診すると、曲がりの角度を測られて「特発性脊椎側弯症」の中度寄りの軽度と診断されました。医師からは「まだ治る範囲」と言われ、「今後、コルセットでの矯正を考えておいてください」ぐらいの感じで、急ぐ必要はなさそうでした。
でも、だんだん腰痛と息苦しさを感じるようになって、同じ姿勢を長く続けにくくなったり、体育座りがつらくなったりしてきました。外側からは分からないのですが、背骨が曲がっていると全部の臓器がギュッと偏って、肺が圧迫されるみたいなのです。
再び同じ病院を受診すると、地元・群馬の高崎市にある脊椎の専門病院を紹介されました。日本屈指の側弯症の名医がいるとの評判で、県外からも手術を受けにくる患者さんがいるような病院でした。
すると、症状の進行が予想外に早かったため、すぐに手術が決まりました。
医師から「今、この手術をしないと一生曲がったままで直立できなくなり、歩行や排泄にも障害が出るだろう」と言われたので、手術を断る理由はありません。
10代の子供に多い病気なので、学校の長期休みを利用して手術するのが通例のようで、私も春休み期間に入院して手術となりました。
手術の内容は、曲がって固まってしまった背骨の骨と骨の間を打ち砕いて柔らかくし、再び曲がらないようにボルトを打ち込んでワイヤで真っすぐをキープする……というものです。私の場合は肋骨も歪んでしまっていたので、肋骨を2本切除しました。その肋骨は粉状にして、セメントのように背骨に塗って移植したと聞いています。
肋骨を切除すると言われた時、「取って大丈夫なんですか?」と思わず主治医に尋ねると、「若いから生えてくる」って言うんです(笑い)。「え?」と思いますよね。でも手術直後はたしかに存在しなかった肋骨が、2年ぐらい経ったらレントゲンに映りますし、今は触って分かるくらいちゃんとあるんです。やっぱり生えたのかな〜と思っています。
■背中を丸められないので靴下をはくのが大変
8時間の手術が終わった後、血腫ができて合併症を起こし、右足だけ感覚がないことが分かりました。それでまた、翌日に血腫を取る手術を受けました。
残念ながら感覚神経は戻りませんでしたが、運動神経は機能していたので、今こうして歩いたり走ったりができるというわけです。初めは力の入れ方も分からないし、足は見えているけれど触られても何も感じないので、足がないような不思議な感覚でした。
>>2続く
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210222-20000002-nkgendai-000-1-view.jpg
https://news.yahoo.co.jp/articles/a791906c217fe54d2390088c13a03a14667e3caf
日刊ゲンダイDIGITAL
手島実優さん脊椎側湾症と闘う「今も背骨に1キロの金属が…」
手島実優さん(C)日刊ゲンダイ
【独白 愉快な“病人”たち】
手島実優さん(女優・23歳)=特発性脊椎側弯症
◇ ◇ ◇
14歳の春休みに「特発性脊椎側弯症」の手術を受けました。背中には首から腰まで真っすぐ伸びる400針の手術痕があって、背骨にはチタン製のワイヤやボルトが総重量で1キロほど打ち込まれています。
側弯症は肋骨や背骨が曲がって左右非対称になってしまう病気です。先天性と特発性があって、特発性は10代の女子が特になりやすいといわれています。
気づいたのは13歳の頃でした。お風呂に入る時に全身を鏡で見てみると、右のウエストがやけにくびれていて、反対側の左がずんどうだったのです。母親にそのことを言うと、私を前屈させて腰の骨の高さが左右で違うことを確認し、病院に連れていってくれました。通常は学校健診で脊椎側弯症の検診があるそうですが、たまたま私の時は実施されていない時期だったようで発見が遅れたのです。
地域の総合病院の整形外科を受診すると、曲がりの角度を測られて「特発性脊椎側弯症」の中度寄りの軽度と診断されました。医師からは「まだ治る範囲」と言われ、「今後、コルセットでの矯正を考えておいてください」ぐらいの感じで、急ぐ必要はなさそうでした。
でも、だんだん腰痛と息苦しさを感じるようになって、同じ姿勢を長く続けにくくなったり、体育座りがつらくなったりしてきました。外側からは分からないのですが、背骨が曲がっていると全部の臓器がギュッと偏って、肺が圧迫されるみたいなのです。
再び同じ病院を受診すると、地元・群馬の高崎市にある脊椎の専門病院を紹介されました。日本屈指の側弯症の名医がいるとの評判で、県外からも手術を受けにくる患者さんがいるような病院でした。
すると、症状の進行が予想外に早かったため、すぐに手術が決まりました。
医師から「今、この手術をしないと一生曲がったままで直立できなくなり、歩行や排泄にも障害が出るだろう」と言われたので、手術を断る理由はありません。
10代の子供に多い病気なので、学校の長期休みを利用して手術するのが通例のようで、私も春休み期間に入院して手術となりました。
手術の内容は、曲がって固まってしまった背骨の骨と骨の間を打ち砕いて柔らかくし、再び曲がらないようにボルトを打ち込んでワイヤで真っすぐをキープする……というものです。私の場合は肋骨も歪んでしまっていたので、肋骨を2本切除しました。その肋骨は粉状にして、セメントのように背骨に塗って移植したと聞いています。
肋骨を切除すると言われた時、「取って大丈夫なんですか?」と思わず主治医に尋ねると、「若いから生えてくる」って言うんです(笑い)。「え?」と思いますよね。でも手術直後はたしかに存在しなかった肋骨が、2年ぐらい経ったらレントゲンに映りますし、今は触って分かるくらいちゃんとあるんです。やっぱり生えたのかな〜と思っています。
■背中を丸められないので靴下をはくのが大変
8時間の手術が終わった後、血腫ができて合併症を起こし、右足だけ感覚がないことが分かりました。それでまた、翌日に血腫を取る手術を受けました。
残念ながら感覚神経は戻りませんでしたが、運動神経は機能していたので、今こうして歩いたり走ったりができるというわけです。初めは力の入れ方も分からないし、足は見えているけれど触られても何も感じないので、足がないような不思議な感覚でした。
>>2続く
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210222-20000002-nkgendai-000-1-view.jpg
https://news.yahoo.co.jp/articles/a791906c217fe54d2390088c13a03a14667e3caf