1/6(水) 8:40配信
オリコン
「声」のオファーも絶えない神木隆之介(C)テレビ東京
表情と身体を使って役を表現する俳優としての活躍はもとより、「声の出演」のオファーが引きも切らない神木隆之介。1月6日スタートのドラマParavi『おじさまと猫』(テレビ東京ほか)では、主人公のおじさまと心を通わせる猫・ふくまる役を演じる。一般的に、俳優が“本職”ではない声優に起用されることに批判的な意見も一部聞かれる中で、声の出演作で軒並み高評価を得てきた神木が支持を集める理由とは何か。「声のみ」で演じることへの気概について聞いた。
【写真】ブサ…可愛い!? 神木隆之介が声を担当する売れ残り猫「ふくまる」
■声の技術よりも、キャラクターに“合っている”かどうか
──神木さんは「声」の出演作も、軒並みヒットしています。本業は「俳優」ですが、どんなスタンスで「声の演技」に取り組んでいますか?
【神木隆之介】もう…とにかくひたすら勉強させていただいて、すべて教えていただくという想いですよ。僕はアニメが大好きなんですけど、大好きな世界に行かせてもらっているというリスペクトのスタンスです。現場には神様みたいな声優さんたちがたくさんいますから、「すごいなー」と「キラキラしてる!」という世界(笑)彼らは“声職人”ですから、発声の仕方が俳優の僕とはまったく別物なんですよね。
──では、神木さんに「声の出演」のオファーが絶えない理由はなぜでしょうか。
【神木】こればっかりはオファーしてくださる方に聞かないと、僕もわからないのですが…。普段から仲良くさせてもらっている声優の梶裕貴さんは、「僕ら声優には出せない演技のニュアンスが(顔出し演技メインの)俳優さんにはあるから勉強になっている」と言ってくれました。
──俳優ならではの「声」のニュアンスとは?
【神木】たとえば僕の声が、演じるキャラクターと“合ってる声”だと思ってもらえるかどうか。僕は、声優と俳優の活動に「どっちがいい」という垣根はないと思っているんです。だけど技術はまったく別モノですよね。そもそも僕は、学校でしっかり技術を学んだ上でお仕事をされている声優さんとは、スタートも土台も違いますから…。声優さんには敵わないし、敵おうともしていません。それでも僕が参加させてもらっている意味としては、いかに自分の声でその役を表現できるか。技術が至らない分、研究は怠れません。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/eaebcc43f273698ac68a703e8bd9a692db0d5971
>>2続く