新型コロナウイルスによる重度の肺炎を患い入院中の志村けん(70)。昭和、平成、令和と日本に笑いを届け続ける国民的コメディアンは今、集中治療室で病いと闘っている。
「志村さんは感染症の専門医がいる病院に転院して、人工心肺装置を装着し治療を受けている。意識がない状態が続いていると聞いています。隔離されていて、誰も面会できない状態だそうです」(スポーツ紙記者)
志村の容態について、志村の実兄・知之氏は「 週刊文春デジタル 」の取材にこう語っている。
「私も会うことはできない。(意識があるかどうかも)わからない。でも会話は出来ていないんじゃないかなぁ。井澤さん(所属する芸能プロ「イザワオフィス」社長)からも意識のことは聞けていない」
所属事務所によると、志村は3月17日に倦怠感を覚え、自宅で療養。19日に発熱や呼吸困難の症状が現れたため、20日に主治医の診断を受けた結果、港区の病院に搬送され緊急入院となった。重度の肺炎と診断され、
23日に新型コロナウイルス検査で陽性と判明。24日に行われた保健所の調査で濃厚接触者の特定は終了しているが、感染経路は不明だという。
志村は3月30日から始まるNHK連続テレビ小説「エール」に、音楽家役で出演する予定だったが、NHKは志村の回復を見据えて当初4月からの撮影日程を5月に遅らせるという。だが、初主演映画となるはずだった作品
「キネマの神様」については、26日に所属事務所が志村の出演辞退を発表している。
志村は今年2月20日、70歳の誕生日を迎えたが、同月22日、30人以上の親しい関係者を集めて、誕生日会を開いている。盛会で、お開きは深夜の2時過ぎになったという。
誕生日会の参加者の1人で、志村とは40年来の付き合いだというモト冬樹(68)に話を聞いた。
「完全にタバコも止めていた」
――志村さんの入院の一報はどのように?
「志村さんの入院のことはニュースで知って、情報が全然ないから、すごく心配しているんですよ。志村さんとは、俺がクレイジーキャッツに憧れて、渡辺プロに入ってコミックバンドをやっていて、そのときに
志村さんも渡辺プロにいて、それからの長いお付き合いなんだ。志村さんは音楽も好きで、話が合って、若いときは一緒にレギュラー番組もやったね。自分の中では志村さんと年齢は1つしか変わらないけど、
一番尊敬できる先輩。だから心配ですよ。だって、これで何かあったら……。絶対に戻って来てくれると思うけど、映画どころじゃないよ」
――2月に誕生日会があったということですが。
「大御所になると誕生日パーティーにも『行かなきゃいけない』みたいな感じがあるんだけど、志村さんの誕生日会はみんなが来たくて来てるんです。みんな祝いたくて来ている。毎年、すごくいい雰囲気で
和気あいあいとしてやっていて。志村さんの人望だと思うよ。この前の誕生日会ではお酒は控えていたね。ヘビースモーカーだったけど、(2016年に)肺炎になってからは完全にタバコも止めていた。
ただ、『お酒を飲まないと寝れない。自分でも気を付けてる』と話していました。誕生日会では元気だったから安心していたんだけど。
その誕生日会のときにも、『映画出演よかったですね』と話したら、志村さんは『年齢が年齢で朝早くから遅くまではできないから、時間制限して撮ろうと思ってるんだ』って話をしていた。志村さんは、役者として
素晴らしいのに自分のことをコントの人間だと思っているから、今まで映画やドラマにはまず出なかった。コント以外やりたくない。筋が通っている人で、職人なんだよね。前の『鉄道員』には高倉健さんに言われて
出演したんだけど、今回、70歳で映画『キネマの神様』に主演すると聞いて、本当にうれしく思っていた。自分のことのようにうれしかった」
以下略
「週刊文春デジタル」編集部/週刊文春デジタル
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200329-00036927-bunshun-ent
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200329-00036927-bunshun-ent&p=2
「志村さんは感染症の専門医がいる病院に転院して、人工心肺装置を装着し治療を受けている。意識がない状態が続いていると聞いています。隔離されていて、誰も面会できない状態だそうです」(スポーツ紙記者)
志村の容態について、志村の実兄・知之氏は「 週刊文春デジタル 」の取材にこう語っている。
「私も会うことはできない。(意識があるかどうかも)わからない。でも会話は出来ていないんじゃないかなぁ。井澤さん(所属する芸能プロ「イザワオフィス」社長)からも意識のことは聞けていない」
所属事務所によると、志村は3月17日に倦怠感を覚え、自宅で療養。19日に発熱や呼吸困難の症状が現れたため、20日に主治医の診断を受けた結果、港区の病院に搬送され緊急入院となった。重度の肺炎と診断され、
23日に新型コロナウイルス検査で陽性と判明。24日に行われた保健所の調査で濃厚接触者の特定は終了しているが、感染経路は不明だという。
志村は3月30日から始まるNHK連続テレビ小説「エール」に、音楽家役で出演する予定だったが、NHKは志村の回復を見据えて当初4月からの撮影日程を5月に遅らせるという。だが、初主演映画となるはずだった作品
「キネマの神様」については、26日に所属事務所が志村の出演辞退を発表している。
志村は今年2月20日、70歳の誕生日を迎えたが、同月22日、30人以上の親しい関係者を集めて、誕生日会を開いている。盛会で、お開きは深夜の2時過ぎになったという。
誕生日会の参加者の1人で、志村とは40年来の付き合いだというモト冬樹(68)に話を聞いた。
「完全にタバコも止めていた」
――志村さんの入院の一報はどのように?
「志村さんの入院のことはニュースで知って、情報が全然ないから、すごく心配しているんですよ。志村さんとは、俺がクレイジーキャッツに憧れて、渡辺プロに入ってコミックバンドをやっていて、そのときに
志村さんも渡辺プロにいて、それからの長いお付き合いなんだ。志村さんは音楽も好きで、話が合って、若いときは一緒にレギュラー番組もやったね。自分の中では志村さんと年齢は1つしか変わらないけど、
一番尊敬できる先輩。だから心配ですよ。だって、これで何かあったら……。絶対に戻って来てくれると思うけど、映画どころじゃないよ」
――2月に誕生日会があったということですが。
「大御所になると誕生日パーティーにも『行かなきゃいけない』みたいな感じがあるんだけど、志村さんの誕生日会はみんなが来たくて来てるんです。みんな祝いたくて来ている。毎年、すごくいい雰囲気で
和気あいあいとしてやっていて。志村さんの人望だと思うよ。この前の誕生日会ではお酒は控えていたね。ヘビースモーカーだったけど、(2016年に)肺炎になってからは完全にタバコも止めていた。
ただ、『お酒を飲まないと寝れない。自分でも気を付けてる』と話していました。誕生日会では元気だったから安心していたんだけど。
その誕生日会のときにも、『映画出演よかったですね』と話したら、志村さんは『年齢が年齢で朝早くから遅くまではできないから、時間制限して撮ろうと思ってるんだ』って話をしていた。志村さんは、役者として
素晴らしいのに自分のことをコントの人間だと思っているから、今まで映画やドラマにはまず出なかった。コント以外やりたくない。筋が通っている人で、職人なんだよね。前の『鉄道員』には高倉健さんに言われて
出演したんだけど、今回、70歳で映画『キネマの神様』に主演すると聞いて、本当にうれしく思っていた。自分のことのようにうれしかった」
以下略
「週刊文春デジタル」編集部/週刊文春デジタル
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200329-00036927-bunshun-ent
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200329-00036927-bunshun-ent&p=2