――ゲーム開発の場合、数億円規模の予算がかかってきますよね。

 例えば、10億円かけて作ってそこそこの作品が出来上がってきたけれど、「あともう一歩」というクオリティーのものだったとします。
もうあと2倍の予算をかけたほうが良いものが出来上がるなという手応えがあるときに、「ここで出してしまったら無駄になるな」と思う場面があります。

 普通は予算や納期の面から、そのままのクオリティーで発売する会社が多いとは思います。ところが当社の場合、
「だったらもう10億円かけてヒットさせるか」もしくは「開発を止めるか」の2択で考えますね。このように、満足する作品になるまで作り続けていく流れになります。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2102/15/news031_2.html