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性交動画の撮影、保存についても「冤罪で有罪にならないように、一部始終を動画で撮るように指導していましたし私もそうしていました」と、あくまでも自分たちの身を守る目的のもと、撮影を行なっていたに過ぎないと述べた。

渡部被告は女性たちを「Aさん」「Bさん」ではなく「女A」「女B」などと呼びながら、すさまじい早口ですらすらと語り続ける。

「女Aに性行為しようというと同意しました。キスをして舌を絡め、胸や性器をさわり、ワンピースを脱がせました。ストッキングを脱がせる時、女Aに『一瞬腰浮かせて』というと協力して浮かせ、ストッキングを脱がせてからコンドームをつけて挿入しました」

「女Bはベッドに入ると一分も経たないうち覆いかぶさってキスしてきました。そして私の性器をさわり『エッチしたい』と言ったので確実に性行為できると思いました。エッチしたいと言い自分で脱いだので性行為したがっていて同意があると思いました」

「女Cの友人は全然可愛くなく、会話を盛り上げるのが面倒なのでゲームを提案しました。(中略)友人とテキーラを飲んでいるとき、何度注意してもベタベタしてキスしてきたりするので、チームを替えて、私と女C、塾生の沢田と友人というペアになりました。
数分話してると女Cはトイレに行きたいと言うので案内し、トイレから出てくると女Cは抱きついてきました。Cにキスして『エッチする?』と聞くと女Cは頷いたので、じゃあこっちに行こうと寝室のドアを開けて2人で入り、ベッドの上に座り、性行為しようと服を脱がせました」

いずれの女性たちも、性交に至るまで意識はあり、性交に同意する言動、もしくは自ら誘ったのだと渡部被告は繰り返した。
だが、すでに塾生らが犯行を認め、有罪となっているなか、彼のこうした証言を裏付けるような証拠は見当たらない。