ぼくはグリームニルくんとコソコソお話ししてた
お姉兄ちゃんはわかってて距離詰めてるよね?ぼくたちがアワアワするのみて遊んでるよね?
このままでいいの?ぼくたちお姉兄ちゃんの小さいお尻に敷かれ続けるの?
「やっぱりビシッと言ってやるべきか?でもなぁ...抱えし荷を分かち合うには尻...あっ、もう!騎士が具体的に想像させるようなこと言うから!」ジタバタ
そのときファッて風がふいてほっぺがモチっとしたんだ
「楽しそうだね。僕も混ぜてもらっていいかい?」
ききながらすでにぼくたちの間に挟まっている!
お姉兄ちゃん!
目が合ってしまった...ぼくは左側にいた...お姉兄ちゃんの眼帯は外されていて
ああここは情熱の坩堝
ニルくんのあわてる声がする、力技はもうだめだ
「弄ばれるのは嫌かい?男の子だもんね。リードする側に居たいよね。でも好意を寄せる相手に委ねるのは、どちらでも心地良いはずだよ。ほら...」
ぼくたちはお姉兄ちゃんのてのひらで転がされて、手の中でいっぱい泣いちゃったんだ
「ところで二人とも、僕に言いたいことがあったんだろう?」
ぼくとニルくんは顔をみあわせてから言った「び、ビシッ...」
お姉兄ちゃんが笑いながらぼくたちから離れると景色も戻った
まって、どこへ?
「お手洗いだよ」フフフ
ニルくんはぼくの腕を掴んで首を横に振った
謎は謎のまま、つまりアザーズ