【ゲーセン】ワニワニパニックが“絶滅危惧種”に!製造元倒産で部品供給も途絶え……
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190220-00000080-sasahi-ind&;p=1

ゲームセンターにいる御馴染みの“ワニ”が絶滅の危機に瀕している。
保護するにも手段が乏しく、近い将来、地球上から消滅してしまう可能性もあるという。

そのワニとは、昭和世代には懐かしい業務用ゲーム機「ワニワニパニック」。穴から出てくるワニをハンマーで叩いて
撃退するゲームで、1989年に誕生し、販売は旧ナムコ(2005年にバンダイと経営統合)が手掛けていた。ロングセラーなので
平成生まれも一度は見たことがあるだろう。都内のゲームセンターの店主によると、今でもゲーム機の中ではまずまずの売り上げで、
子どもだけでなく、酔っ払った大人が懐かしんだり、外国人が楽しんだりしているそうだ。

それが“絶滅危惧種”となりつつあるのは、製造元のアミューズメント機器製造会社KHP(旧ホープ)が2017年、
特別精算により倒産したからだ。東京商工リサーチの原田三寛氏はこう説明する。

「ホープが潰れたのはワニワニパニックの不振というより、日本のアミューズメント市場全般的な問題で、ゲームセンターの縮小、
アミューズメント産業の衰退が大きい。缶ジュースですら、100円から130円などに値段が上がっているのに、昔からゲームセンターは100円のままですから」

製造元の倒産で新品の供給は不可能となってしまったが、修理すれば延命できそうなものだ。だが、それも厳しくなってきているという。