ラオス「日本人は誠実な人たちだと思っていた」
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VIPQ2_EXTDAT: none:vvv:1000:512:----: EXT was configured 「何時からでしたっけ」
僕が言うと、師匠は雑誌から目を逸らさずに壁を指さした。
そこにはホワイトボードが掛かっていて、
『所長』と『中岡』の欄に『十三時半、依頼人』という文字がマジックで走り書きされている。
もう少しでその時間だ。
「あれ、そう言えば所長は?」
「あれだよ。下のボストンで待ち合わせ」
ああ、そうか。思い出した。
今度の依頼人は若い女性で、
こんな妖しげな雑居ビルにある興信所などという場所に、いきなり足を踏み入れるのを躊躇したのだ。
気持ちは分かる。
それで、まずビルの一階にある喫茶店『ボストン』で所長と待ち合わせをしていたのだった。
そこで少しやりとりをして、多少なりと安心してもらってから事務所まで招き入れる、という算段だろう。 この零細興信所の所長である小川さんは、服の着こなしからして随分くだけた大人なのだが、
人あたりは良く、初対面の依頼人の緊張をほぐすようなキャラクターをしていた。
「あ、やべ。お茶切れてたんじゃないか」
師匠はふいに立ち上がって台所の方へ小走りに向かった。
そしてガタゴトという音。引き出しをかき回しているらしい。
傍若無人な振る舞いをしている師匠だったが、
何故かこの事務所ではコーヒーやお茶などを出す係を当然のように引き受けている。
女だから、などという固定観念で動く人ではないはずなので、意外な一面というところだろうか。
台所をひっくり返すような騒々しさに苦笑していると、服部さんがキーを叩く手を止め、ぼそりと呟いた。
「彼女は、この仕事に向いてない」
服部さんから僕らに話しかけて来ること自体まれなので、
この部屋に他に誰かいるのかと一瞬キョロキョロしそうになったが、
どうやらやはり僕に聞えるように言ったらしい。 日本を愛する普通の日本人刺激しすぎたかな 荒らされてる こんなんでイッテQ放送中止になるわけねーだろ
電波少年ですらやらせやって放送中止になったのに >>367
でもよ、ラオスさん
相手は日本だぜ?日本
G7の一員であり、経済規模も巨大な日本国が相手なんだ
もうちょっと穏便に事を進められなかったのかなぁと
日本と関係が悪化したら、ラオスにとっても大打撃でしょ
対応だの協議だのと、事を大きくするのはどうなんだろうねぇ
そこは賢くいこうよ賢く
お互いのためにもさ 「探偵には」
そう補足してから、服部さんはまたキーを一定のリズムで叩き始める。
自分の師匠が馬鹿にされたというのに、僕は何故か腹が立たなかった。
ただ服部さんがどうして今さらそんなことを口にするのか、そのことを奇妙に思っただけだった。
「でも、服部さんだって一緒に仕事したことあるでしょう。僕はあの人、凄いと思いますけど」
一応反論してみる。
確かに師匠はオカルト絡みの依頼専門なので、どうしても本来の興信所の業務とは異なる手法を取ることが多いが、
その端々で見せる発想や推理力の冴えは、探偵としても凡庸ではないと十分に思わせるものだったはずだ。
そんな僕の説明を聞き流していたように見えた服部さんだったが、
またピタリと手を止め、眼鏡の位置を直しながら淡々とした口調で言った。
「名探偵に向いている仕事なんて、何一つない」
「え」 なんかベインチェイサーとかいうのをぶちころがせばガープが最強になるんだろ? それってどういう意味ですか、と訊こうとした時、
「あったー」という声がして、ふにゃふにゃになったインスタント緑茶の袋を手に台所から師匠が顔を出した。
「間に合った?間に合った?セーフ?」
師匠が入り口のドアを見てそう繰り返す。
階段を上ってくる足音が聞こえる。
師匠と、そしてそのオマケの僕が呼ばれた依頼。
つまり、不可解で、普通の人間には解決できない不気味な出来事が、これからドアを開けてやってくるのだ。 FGO 10連1600円
グラブル 10連3120円
オワ ドラガリはグラブル要素入れればヒットするだろうと安易に考えてた、グラブルの本質が見えてない 次の日、つまり日曜日。師匠と僕は市内のとある保育園に来ていた。
子どもの声のしない休日の保育園はやけに静かで、こんなところに入っていいのだろうかと不安な気持ちになる。
二階建ての園舎の一階、その中ほどにある部屋で僕らは座っていた。
床は畳ではなくフローリングで、開け放した園庭側のガラス戸から暖かな風と光が入り込んできている。
ガラス戸からはそのまま外へ出られるようになっていて、すぐ前には下駄箱がある。
横長の園舎の一階の部屋は全部で五つ。
門を潜るとすぐ左手側に園舎の玄関があり、そこをつきあたりまで進むと右手に真っ直ぐに廊下が伸びていて、
そのさらに向かって右手側に事務室、四歳児室、五歳児室、倉庫、調理室、という順で部屋が並んでいる。
また玄関の奥には二階へ上がる階段があり、玄関の下駄箱はその二階へ上がる人たちのためのものだった。
階段を上るとまた廊下が真っ直ぐ伸びていて、右手側に遊戯室、0歳児室、一歳児室、二歳児室と並んでいる。 今メギドがやってる全員参加型のキャンペーン
ガチャ石配布無しw
こんなんじゃやる気出ないよぉ 保育園の敷地は四角形で、おおよそ園庭と園舎とで半々に区切られている。
門の真正面はその園庭側で、わずかな遊具と砂場、そしてその奥には花壇と小さな農園がある。
園庭側の周囲は背の高いフェンスで覆われており、そのフェンスの内側は木が並べて植えられている。
残りの半分の園舎側はフェンスが途中で材質変更されたような形でブロック塀に切り替わり、
それがぐるりとちょうど農園の手前まで周囲を覆っている。
門を通り抜けてすぐ左手に進むと、園舎の玄関とブロック塀の間に隙間があり、
裏側へ進むことが出来るが、途中に物置があるくらいで園舎の真裏にはブロック塀との間にほとんどスペースがなく、
調理室の裏手のあたりでフェンスに阻まれ行き止まりとなっている。
そしてその向こうはプールだ。出入りは園舎の廊下側からしか出来ないようになっている。
敷地で言うと調理室の隣ということになる。
以上がこの保育園の概要だ。 これじゃイッテQじゃなくて
逝ったQだろwwwwwwwww 師匠は到着して早々、一通りの案内を頼み、
ようやくその構造が頭に入ったところで一階にある一室に腰を落ち着けたのだった。
「で、ここは五歳児室というわけですね」
師匠が周囲の壁を見回す。
「はい」
女性が頷いた。
小川調査事務所に依頼人としてやって来た人で、悦子さん、という三十歳くらいの保育士だ。
「私が担任をしています」
悦子さんはいつもはエプロン姿なのだろうが、今日は私服だ。本来は休みである日なので当然か。
僕と師匠の前には悦子さんの他に三人の女性が座っている。
順に紹介される。
「あと、麻美先生が隣の三・四歳児室の担任、
それから洋子先生が二階の二歳児室、由衣先生がその隣の一歳児室の担任です」
それぞれが緊張気味に会釈する。
お互いが先生と呼び合うのか。そう言えば自分が昔保育園に通っていた時もそうだったことを思い出して懐かしくなる。
悦子先生は見るからにしっかり者、という感じで喋り方や動きがキビキビしていて、
明らかに他の先生を引っ張っているリーダー役だった。 >>387
石なんて配ったらめちゃ経営に響くわ
スタミナドリンクで我慢しろ 【グッズ情報】
ついに・・・あのキャラクターが登場!?
11/12に「アナザーエデン Official Shop」にて明らかに!
#アナザーエデン https://twitter.com/rpg_AE/status/1060774124237115392/photo/1
アナデン死なないなw
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) 「で、これが問題の写真ですね」
師匠の言葉に、全員の視線が床に置かれた一枚の写真の上に注がれる。
それはこの園舎の二階の窓から園庭に向かってシャッターを切った写真であり、
雨に濡れてぬかるんだ園庭の中ほどに、奇妙な丸い模様が浮かび上がっている様が写し出されている。
その丸い模様は直径二メートルほど。
すぐそのそばにエプロン姿の女性が一人写っていて、園舎側から足跡が伸びている。
写真を見ながら、四人の若い保育士が息を呑む気配があった。
師匠が顔を上げ、そんな様子を意にも介さない口調ではっきりと言う。
「では、詳細な説明を」 先週の金曜のことだった。
その日は朝から曇りがちで、天気予報でも降水確率は50%となっていた。
空が暗いと気分も暗くなる。
悦子先生は園庭で遊ぶ子どもたちを見ながら、ここ最近続く気持ちの悪い出来事のことを考えていた。
一階や二階のトイレで、何か人ではないものの気配を感じることがたびたびあった。
他にも花壇やプール、時には室内でさえ、何か人影のようなものを見ることもあった。
先輩から聞いた噂によると、この保育園の敷地は元々、罪人の首をさらす場所だったとか……
悦子先生だけではなく、他の先生や子どもたちまでも、何か幽霊じみたもののを見てしまう、ということがあった。
少なくともそんな噂がまことしやかに囁かれている。
お祓いをしてもらった方がいいんじゃないか。
先生の間からそんな意見も出たが、園長先生はとりあってくれなかった。
馬鹿らしい。子どもに悪影響が出る。
そんな言葉で却下された。
『だいたいねえ、うちは公立なんだから、そんなお祓いなんていう宗教的なものに予算がつくはずないでしょう?』
そんなことを言われたので、悦子先生は市の保育担当職員にこっそりと訊いてみたが、
やはりそういう支出はできないのだそうだ。 ラオスって兄さんが水攻めした国か
極東兄弟最低だな 公立だろうが私立だろうが、出てくるお化けの方はそんなことを気にはしてくれないのに。
理不尽なものを感じたが、どうしようもなかった。
ああいやだ。
そんなことを考えながら一瞬ぼんやりしていると、パラパラと雨が降り始めたらしく、子どもたちがきゃあきゃあと騒ぎだした。
すぐにみんなを室内に引き上げさせる。
そうこうしていると、お昼を食べさせる時間がきた。
それぞれの教室で食事を取っていると、外はかなり雨脚が強くなり風も少し出てきたようだった。
食事の時間が終わり、昼寝の時間になったが、
子どもたちはカーテンの隙間から外の様子を見たがってなかなか落ち着かなかった。
「はい、もう寝るの!」
カーテンをジャッ、と閉め、たしなめると子どもたちはようやく布団に入る。
それから悦子先生は事務室とトイレに一度だけ立ち、
それ以外は自分の五歳児室で子どもの寝顔を見ながら連絡帳などをつけて過ごしていた。
叩きつけるような雨音を聴きながら。 一度だけ外が光ったかと思うと雷が鳴って、
その時だけは子どもたちを起こさないようにそっとガラス戸のところまで行って、カーテンの隙間から外を覗いたが、
特に変わったことはなかった。
随分近くで鳴ったような気がしたのだけれど。
それからしばらくして昼寝の時間が終わった。
ちょうどそれに合わせるように雨が止んだようだった。
子どもたちに「おはよう」と言いながらカーテンを開けると、外はまだ曇っていたが、遠くの空から光が射している。
ふと、園庭の一箇所に目が留まった。
地面になにかある。
なんだろう、と思いながらガラス戸を開け、サンダルをつっかけて外に出る。
雨は降っていない。しかし強く降った雨で、地面はかなりぬかるんでいる。
泥にサンダルを引っ張られながら、園庭の中ほどまで進むと、悦子先生は自分の目を擦った。
え?
思わず呆けたような顔をしてしまう。
あまりに似つかわしくないものがそこにあったからだ。 >>380
そもそも1体も倒さなくても累計報酬はもらえる
5体倒すとSTドリンク100が1個もらえる抽選に参加できるだけだし 魔方陣。
そうとでも呼ぶしかないような模様が泥の中に描かれている。
円の中に三角形だか四角形だかが重なったような図形、そして円の外周にそってなにか文字のようなもの……
「 」
悲鳴を上げた、と思う。
園舎からガラス戸が開く音がして、他の先生たちも顔を出した。
子どもたちまで出てこようとしているのをみんな必死で止める。
状況を把握した園長先生が物置の方へ走ったかと思うと、地ならしをするトンボを持って来て、
すぐにその魔方陣のようなものを消し始めた。
そして「みんな部屋に戻りなさい」と怒ったように叫ぶ。
悦子先生は呆然としながら、頭の中に繰り返される声のようなものを聞いていた。
『だから言ったのに。だから言ったのに』
それは自分の声だったと思う。
でも。いやに他人事のような声だった。 オディー@ODIXAK
とりあえず950箱(=95000宝晶石)掘ってるやつがBANされてないのクソほどモチベ下がる
こんなん物的証拠無くても現場証拠のみでツーラー認定即逮捕でいいやろ
万が一にでも考えてないが仮に、仮に人力だったとしても不眠ニートだから取り上げて厚生させるのが良心ってもんでしょ
20:16 - 2018年11月8日 「で、今日がその出来事があってから、ひいふう……九日目か」
師匠が指を折る。
気持ちの悪い話を聞いたばかりなのに平然としている様子はさすがというべきか。
「この写真は誰が?」
問い掛けに、洋子先生と呼ばれた一番若い保育士がおずおずと手を挙げる。
「私です。悦子先生の悲鳴を聞いたあと、カーテンを開けると、その……魔方陣みたいなものが見えて、
ちょうど私、次の遠足の写真の担当だったから、カメラをいじってるところだったんで」
「思わず、シャッターを切った、と」
「はい」
「これ一枚だけですか」
「はい。園長先生がすぐにトンボで消してしまったので」
「消した後の園庭の写真は?」
「撮っていません」
「そうですか。分かりました」
師匠は写真を手にして、少し考えているような顔をする。
「この写真を撮ったのは、二歳児の部屋からですね?」
「はい、ちょうどこの部屋の真上です」 >>390
こういうユーモアのある人間になりたいわw 「なるほど、ではこの魔方陣は、この部屋の正面に近い位置にあったわけですね」
そう言って師匠は立ち上がり、ガラス戸の方へ向かう。
開け放してあった戸から外へ出て、すぐ外にあった小さな板敷きから自分の靴を選んで園庭へ出て行った。
僕らもそれについていく。
数メートル進んで、写真と周囲を見比べながら「このへんですね」と言う。
当然だが、地面はすっかり乾いていて、泥に描かれていたという魔方陣のらしきものの痕跡すらない。
「ふうん」
師匠は怪訝な表情で地面を触る。そして首を傾げた。
その場所からは部屋の正面側のフェンスや左手側の花壇まで、まだ十メートルほどもある。
「あそこから撮ったんですね」
師匠が園舎の二階を指さす。園庭から見て一番右端の部屋だ。
一階の倉庫と調理室にあたる部分には二階がないためだった。
そしてその二階にはテラスがなく、師匠の指さす方向には窓と壁だけが見えている。
「念のための確認ですが、これが描かれているところを、誰も見てないんですね?」
「はい」
「雨の降っていた時間は?」
「十一時から昼の二時までです」
悦子先生が答える。
「それ以外の時間は曇ってはいましたが、雨は降っていません」
それを聞いて、師匠が意味深に頷く。
「なるほど、呼ばれた訳が分かりましたよ」
じゃあ、部屋に戻りましょうか。師匠にそう促されて全員、五歳児室に戻る。 また同じような配置で床に座ったとたん、師匠が口を開く。写真を手にしたままで。
「これを、どう思ったんです」
先生たちは顔を見合わせる。
「園長先生は、たちの悪いイタズラだと」
悦子先生がそう答えたのを、師匠はニヤニヤしながら聞いている。
「何年か前にあった、机を9の字に並べるイタズラ事件のことを思い出しますね」
師匠の言葉に僕もその出来事のことを思い出した。
確か東京の中学校で、夜のうちに何者かが校内に侵入し、何百という大量の机を運び出して校庭に並べた、という事件だ。
校庭から見ると、ただむちゃくちゃに放置された机にしか見えなかったが、
屋上から見るとそれがアラビア数字の『9』の形になっている、という奇怪な事件だった。
そのことが全国的に報道されると、
視聴者たちは素人探偵となってその事件の犯人や『9』の意味、そして動機について様々な推理がなされることになった。
規模はまったく違うが、保育園の園庭に奇妙な図形が描かれるというのは、その時のことを彷彿とさせるものがあった。 箱掘りガイジやるより残業した方がよくね?
そんなに時間外時給ひくいのか? >>426
オマオイとか俺様ニンジンとか同人の話ばっかだろ 「イタズラねぇ……」
師匠はまだ笑っている。
「あなたたちは、そうは思わなかった訳ですね」
みんな神妙な顔をして頷いた。
「理由はだいたい分かりますよ。
まず第一に、この保育園で以前から心霊現象のようなものが続いていたこと。
そして第二に、この写真の、これですね」
師匠は写真の中の一箇所を指さす。
そこには魔方陣のそばで立ち尽くす悦子先生が写っている。
いや、師匠の指はそこから少し外れた位置、
その悦子先生の足跡らしき小さな点々が園舎の方から伸びてきている部分に掛かっている。
「サンダルの足跡。雨が上がったばかりでぬかるんでいたので、地面についていて当然です。
しかし……問題は、それが一人分しかないこと。
魔方陣に最初に気づいて外に出た悦子先生のものだけ、
つまり、イタズラでこの魔方陣を作ったはずの人物の足跡が残っていないこと、それが問題なんですね」
師匠の言葉に保育士たちの顔が強張る。
「園長先生はこんなことがあった後も、お祓いなんかしないの一点張りで。
だから私たち、有志でお金を出し合って依頼をしたんです」
最初は神主さんに頼もうとしたのだが、魔方陣というところが引っかかっていた。専門外ではないかと思ったのだ。
それはお寺であっても同じだ。かといって西洋式の、たとえばエクソシストのような人にはツテがないし…… 「この写真には、悦子先生が魔方陣に近寄って行った時の足跡しか写っていない。
確かに二階から撮影したものだから、見えにくいだけで実際は他の足跡はあったかも知れない。
でもそうではないんでしょう?」
師匠が訊くと、悦子先生は頷く。
「私が外に出た時、他の足跡はありませんでした。
後から思い出して、そうだったかも、というんじゃありません。
私、その場にいる時から、他の足跡がなかったことを変だと思ってましたから」
そう強く断言する。
「そして、雨は十一時から降り始めて十四時で止んでいる。
どの時点で地面に魔方陣が描かれたのかは、はっきり分からないけど、
少なくとも雨が強く降っている時ではないないはずだ。
だとしたら、こんなにくっきりと形が残っているはずがないから。
では雨が止んだ後に描いたのか?
それもおかしい。ぬかるんだ地面に、それを描いた人の足跡が残っていないんだから」
師匠の言葉の揚げ足をとるような形で僕は口を挟む。
「じゃあ雨が降っている間にそこまで歩いて行って、止んでから描いたとか」 村はアチアチの9万石無料掘り
メギドはログボ10円 「行きの足跡は消えたとしても、帰りの足跡は?」
そうか。
立ち去った時の足跡もないのなら、その後で雨によって消されたということになる。しかし魔方陣は消えていない。
「やっぱりおかしいですね」
雨が止んだ後で魔方陣を描いたのなら、そのイタズラをした誰かはどうやって足跡を残さずにその場を去ったというのか。
写真を見る限り、魔方陣は園庭の中ほどにあり、園舎からもフェンスからも花壇からも、そして門からもかなり離れている。
一番近いフェンス側でも恐らく十メートルはある。とても一飛びに飛べるような距離ではない。
「竹馬で行ったとか」
僕の意見に呆れた顔をした師匠だが、一応確認する。
「竹馬はありますか」
「うちにはありません」
「まあ、仮にあったとしても、そんなことまでして足跡を残したくない理由はないでしょう。
仮にまだ雨が降っていて、園児の昼寝の時間中だったとしても、
先生の誰かがカーテンの外を覗けば間違いなく見つかってしまう、こんな遮蔽物もない場所で、
そんなイタズラを敢行しようというんですから。
>>390
自演してるところ悪いけど死ぬほどつまんないね 描いているところを見られてもかまわない、と思っている人なら、そこまでして足跡だけを残したくない理由はないでしょう。
逆に、出来れば見られたくないと思っている人なら、これはスピード勝負です。
そんな目立つ竹馬なんかに乗って、えっちらおっちら行くなんて考えられません」
「じゃあ、トンボみたいなもので、自分の足跡を消しながら立ち去った、とか」
「む、なるほど」
僕の言葉に師匠は思案げな顔をして頷く。
すると悦子先生から反論が出た。
「だとしたら、地面にナメクジが這いずったみたいな跡が残るんじゃないですか。そんなものありませんでした」
「ふうん。ではとりあえず足跡の問題は置いておくとして、もう少し確認したいことがあります」
師匠はそう言った後、ゆっくりと口を開いた。 「方法はともかく、誰がやったかということです。この中に犯人を知っている、という人は?」
反応がない。あたりまえか。
「では、まず考えるべきは部外者でしょう。
この保育園の敷地の出入り口は、あっちの正門だけですね」
角度的に今いる場所からは見えないが、師匠は右手方向を指さす。
「そうです」
「普段は開けておくのですか」
「送迎の時間帯以外はほとんど開けません。それ以外の時間だと、出入りの業者さんが来た時とか……」
「その雨が降っていた時間帯も閉めていたと」
「はい」
「でも外からも開けられるんでしょう」
さっき来る時に、門の構造を見てきたのだ。
二メートル少々の長さの、下部についた滑車でスライドさせるレール式門扉であり、
重そうではあったが、つっかえ棒になるバーをずらしただけで鍵をかける単純な仕組みになっていた。
外からでも手を伸ばしてさし入れれば、バーは操作できる。 >>453
そんなあなたに
カルビーの「ポテトデラックス」! >>438
村は無職の政治談義とかナマポとか病気とか動物虐待とかで大半が消費されてない? 「でも、門を動かせば凄い音がします」
かなり錆びてますから。麻美先生と呼ばれた保育士が口を開いた。確か三・四歳児の担任の先生だ。
女性にしてはガッチリした体格で、袖から覗く腕などかなり太い。
このメンバーではリーダー格の悦子先生に告ぐ二番手といったところか。
後の二人は年も若く、大人しそうにしていてまったく口を挟んで来ない。
「その音が聞えなかった、ということですね。雨が降っていて、戸を閉め切っていても聞えないものでしょうか」
「じゃあ試しに……」
麻美先生が立ち上がると、ガラス戸から外へ出て行った。
僕らも戸口まで行って門の方を覗き込むと、
麻美先生がふんと力を入れた瞬間に、門は物凄い音を立てながら横に滑り始めた。
僕は思わず耳を塞いだ。あまり好きな音ではない。
しかしなるほど、これなら雨が降っていて、かつ戸を閉めていたところでまず間違いなく聞えるだろう。
「ありがとうございます。良く分かりました」
麻美先生が戻って来てから師匠は口を開く。
「でも門はそれほど高くありません。乗り越えようと思えば、乗り越えられない高さではないはずです。
それに園庭側の敷地の周囲のフェンスも、いわゆる金網ですから、よじ登っていけば越えられるはずです。
園舎側のブロック塀は、足場のない外からだと厳しいかも知れませんが」
「それはそうですけど」
悦子先生が不満そうに言う。 >>449
せめて3倍だろ・・・
ドリンク1本って・・・ 「まあ、それだけ目立つリスクを負った、外からの侵入者が犯人だとしても、やはり足跡の問題は残ります。
門からもフェンスからも、魔方陣は遠すぎますから」
師匠は部外者説を簡単に切り上げ、次の説に移した。
「では次に、園の先生の誰かが犯人である可能性は?」
おいおい、まだやるのか、と僕は思った。
悦子先生たちは心霊現象の専門家としての師匠の噂を聞いて解決のために依頼して来たのに、
当の師匠はまるでこの事件がただのイタズラであるかのように聞き込みを続けている。
先生たちも鼻白んだ様子を隠さなかった。
「そんなことをするような人はいません」
悦子先生が代表してそう宣言した。
師匠は少し下手に出るようにおどけた仕草を見せて、
「もちろんそうでしょう、そうでしょうけど、これも必要な確認ですから」と話を続けた。
「その時いた職員では、今ここにいらっしゃる四人の他にどういった方が?」 >>456
は?
クレープ食べたいのになんでポテチ食べなきゃいけないわけ?????????
ゲェジか? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています