「3つ組の障害」2:言語コミュニケーションの障害
アスペルガー症候群では、知的能力の発達に遅れはありません。
しかし、言葉の使いかたが独特であるため、他人との意思疎通がスムーズに行われにくい傾向があります。
たとえば、本などで覚えた難解な言い回しを日常会話でも使うことがあり、年齢や状況にそぐわないことから「変わった人」と思われることもあります。
また、文脈や、言外に含まれる意図を読み取ることが苦手で、相手の発言を文字通りに受け取ってしまいがちです。
同様に、相手の声のトーンや表情、身振り・手振りから真意を読み取ったり、ユーモアやお世辞、皮肉や比喩を理解することも苦手な人が多いです。