幾万のシカバネの上で、キミの悲願は成就スル。
2人キリの孤独ナ世界でキミは何を叫ぶのダロウ。
果たしてワらっテいるのデしょうカ?
全テ無駄なコトだったと嘆くのデショウか?
最後ノ瞬間に貴方が叫ぶ慟哭ヲ
私タチは幾度も見てキマシタ。
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…………
……

Case1
波濤の如く押し寄せる人形が、一つに折り重なる。
黒と赤で埋め尽くされた書架には
魂のない死体が山のようにそびえ立っていた。
最早四肢に感覚はない。
この身を突き動かすのは、
あの人の復活を願う無垢な願いのみ。
この戦いを後に興味はない。
私を待ち構える運命を知らされた今では……

Case2
私はこの光景を幾度も見たのだろうか?
血虚っく、本質を理解できていなかったようだ。
それ以前に、全てのイノチを
集めることは出来なかった。
先に、心が砕けてしまった。

不完全な形で顕界した最愛の人。
それが、今は……
自我は崩壊し、人の姿を保てなくなっている。

刃を握りしめる。
鋭い刺激と刃を伝う先決。
その痛みが、私の意識を繋ぎとめる。
「私が……終わらせる。」
――再会の果てに選ぶ結末は、
    破滅を求める祈りとなった。