ダンジョンが思った以上に深くてどうしようもないので攻略を諦めて女の子を口説いていく事にした 作者:みざ

                       レオニダス 10

 ばちゅっ、ずちゅっ。肉と肉が弾ける音が、断続的に部屋に響き続けていた。

 ――あれからずっと、私達はまぐわい続けている。一時間?いや三時間が経過しただろうか?……時間感覚なんてものは、とうの昔に失われていた。

 つけていたはずの小さめの灯りもいつの間にか消えていて、互いを視認するための光源は、いまや月明かりの光だけ。


「はーっ……はぁーっ……んぎっ!!」

「っ……ふっ…んぐっ??」


 ……私は、彼に何度となく噛み付いた。最初はもがくように暴れていた彼も、噛まれ続けるにつれて次第にその抵抗は弱まっていき、今や彼は私のなすがまま。

 首、肩、耳。血こそ出ないものの、赤くなるどころか内出血で青紫色になるまで噛まれた彼の首筋は私から見ても痛々しく思えて、それがとても愛おしい。


「あぁあぁ……おっ……おおおおっ……」

「あはぁ……?また射精たっ?」


 再度、彼が腰をビクビクと跳ねさせて射精する……回数は、三度目以降からは数えるのをやめていた。

 どくどくと彼の逸物の脈動を感じながら、私は腰をぐりぐりと左右へ動かして彼の精子を搾り取っていく。挿入し始めてから何度も繰り返されたパターン。