>>354 
「舐めろ」

短く指示を出されて従う。そうするしか方法がないから。

「ん、んっ──、じゅる……はぁっ、はぁ。んん、じゅるるッ……」
舌を使いまんべんなく舐める。

その最中に何回か男のモノがビクッとなるのを感じた。
「ふふっ……上手いじゃねぇか。そろそろ出すから零さないでね?」

「? ……ッ!? ッ!?」

男が私の頭を掴み腰を動かし始めた。その動きは徐々に早くなっていき──。
「フェルティアちゃん──っ、飲み込んでっ!」

ビュ! ドピュッ!!

止まったかと思うと何かが口の中で出された。

とても熱く、ドロドロとして気持ち悪い味がして私はそれを反射的に吐き出してしまう。

「ごほっ! ごほ──っ!」

口で出されたのが精子だと気付いたのはその後だ。

男は吐き出した私を見る。

「飲み込め」と言われていたのに吐き出した私に何か罰を与えるのだろうか……、私は身構える。