>>307
一体、何をやって──。
 
「フェルティアちゃんだけ準備出来てるんだ、これは俺もしてもらわないと不公平だよねえ」
 
私の目の前には、今まで言葉で聞いた事しかないものが現れていた。

 「いやっ! こ、来ないでよぉっ!!」
 
逃げようとしたが自由に動けずに男に髪を掴まれてしまう。
 
そして私が声を上げる中それを塞ぐようにその男のモノを口にねじ込まれた。
 
「うるせぇ!」
 
「やめて! やめっ──がッ!? んんっ!? んん!!」
 
こんなもの──!
 
抵抗するために歯を立てよう、そうしようとした時だった。
 
「おっと、余計な事をしたらこれをばら撒くぞ?」
 
取り出された携帯に視線を向けると、そこには……。
 
「(……わ、私?)」

最初、気絶した時に撮られていたのだろう私の写真が表示されていた。
それを見て下手な事をしたら私は抵抗をやめた。この男に逆らったら何かしらで脅される……この場では絶対服従をしなければならない……。

そう思わざるを得なかった。