俺は対面座位のままだった彼女をそのままベッドに寝かせ、正常位にした。

そして俺は彼女に対して、俺はアレンではないと強調するかのように口調をいつも使っている、乱暴なものへと変化させる


「今度はこっちでやろう。この方が子宮に精子が届きそうだから。な?」

「嘘だ……嘘……うそ…うそ……あぁあ……」


彼女は未だにこの現実を受け止められていないようで、ロボットの様に嘘、嘘と呟き俺の顔を見続ける。まるで、見続ければ、嘘だと言い続ければ、元のみざの顔に戻ってくれるのではと淡い期待を抱いているかのように。

俺はそんな彼女に熱烈なキスをする。


「ふむっ……んんん〜〜〜!!」


そのキスは彼女に諦めろ、これが現実だと言うかのようで。

俺が正体をバラしてから、絶望に染まっていても垂れていなかった涙が、彼女の瞳から流れおちる。

今まで逃避していた現実に。今まで愛し合っていた男が初恋の男などではなくこの醜い男であるという確かな現実が、彼女に突きつけられる


「あぁ…うああぁあ……あああああああああああ!!!離して!!離してえぇえええ!!」

「おおっと…でもな。今更暴れても遅いんだよ」

「いやぁ…イヤァアアアアアア!!!何でっ何で身体動かないのおっ!?何でっなんでっ!!」