「『英雄』のいない時代を嘆けッ!そして、為すすべも無く焼き尽くされるお前たちの未来に恐怖するがいいッ!!」

「確かに僕は剣に選ばれた『英雄』なんかじゃないよ」

「ならば、なぜあがく?私に抗うなッ!受け入れよ未来をッ!

「・・・僕たちの生きる世界は・・・大切なファルガイアは――
『英雄』なんかの力で支えられるほどちっぽけなものじゃないんだ
たくさんの命が生きて同じ数の想いが行き交う世界・・・だから・・・
世界を支える力はファルガイアに生きるすべての命の力に他ならないッ!

「『英雄』のいない時代・・・そう言ったな違う、違うんだよ・・・『いない』のではなく、『いらない』んだ」

「『英雄』なんていらないッ!!!そんなものによって守られる世界になんて価値などありはしないんだ・・・」

「誰もが心をひとつにして立ち上がることができたなら、そう――」

「『英雄』なんて生け贄にすがらなくても世界を支えていけるッ!奇跡だって起こすことができるッ!!」

「もう二度とアーヴィングのような間違いはおかしちゃならないんだッ!」

「今、ハッキリとわかる心がひとつになっていく・・・」

「アガートラームは英雄ひとりの力で抜くものでは、ないッ!!」