アタランテを娶(めと)ったヒッポメネスは、アタランテの豊麗な肉体を抱くことで十分な性的満足感を得て、四六時中でもアタランテとセックスしたいと思うようになりました。

アタランテも、セックスをすることにより得られる肉体的な快楽と精神的な充足感を知り、ヒッポメネスとのセックスにのめり込んでいきます。

自宅における毎晩のセックスでは飽き足らなくなった二人は、ゼウスの神殿内で性交に及ぶことを計画します。

日常的な空間を離れ、聖域とされている神殿内でセックスをすることで、さらなる快感を得られるのではないかと考えたわけですね。

そして、ついに二人は、神殿内でセックスをしてしまったのでした。

ヒッポメネス夫妻の場所をわきまえない性行為は、ゼウスによって不敬罪にあたると判断されました。

ゼウス自身は、性交に関しては好き勝手なことをしている男神です。

ところが、ヒッポメネスとアタランテが自らの神殿内で性交したことについては、見逃すことはしませんでした。

二人の快楽の代償は、あまりに大きなものでした。
ヒッポメネスとアタランテは、ライオンの姿に変えられてしまったのです。

アタランテちゃん純潔守ってたのに悲しいね