>>513
ありがとう(´;ω;`)オチとかないけど暇つぶしにどうぞ。

それで祖父は随分前…といっても私が高校生くらいの時に亡くなったんだけども、遺言状に「土に埋めて欲しい」と書いてあったのさ。
宗教的なものかな、恐らくその集落というかそのお寺の教え?では昔から土葬が一般的だったんだと思う。
意識があるうちは土葬にしてくれとしつこく周りに懇願してた。許可がおりず火葬になってしまったけど。
ちなみに祖父は親の兄弟に殺されたんじゃないかとうちの親は疑っているんだけど、それはまた今度。
それでそのお寺は敷地内に墓地があるんだけど、
そこに連なるお墓はほとんどが同じ苗字でそのほぼ全てがめっちゃ豪華な墓石になっている。
恐らくこの山の地主だと思うんやが、そういう面でも地域の歴史とかそういうのを感じるよね。
祖母も昔の話をよくしてくれたけど、この山一体は〇〇さんのもので、畑で作った作物を献上するかわりに土地を借りて家を建てて住んでた的などうのこうの(忘れた)

その墓地から更に山頂に向かって伸びている獣道があって、
そこを進むと開けた場所に出るんだけど、
そこはかつて土葬に使われていた場所で、歩くところを間違えるとガスで空洞になった地面を踏んで落ちちゃうという話を小さな頃にされた、のをこないだの墓参りの時にふと思い出してさー
この時が止まったような山上集落で、この広場に埋まっている人もあの日のまま今も時が止まったようなこの地で眠り続けているんだなぁと。
それでもう今はその道はマムシがけっこう出るから誰も踏み入れなくて、道も途中で消えつつある。
だからもう誰も来ないところでずっと眠り続けてるんだなぁというのもなんかこう色々と考えさせられるものがあった、という話。
オチもなんもなくてごめんー汗
恐らく他のお寺にもそういう場所は多くあると思うし今も土葬が可能なケースもあるみたいだからそんなに珍しいことじゃないと思うけど、なんか身近にそういうのがあると不思議な気分になるね!