VIP+でリレー小説作ろうぜ!!!!!!
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ビップラのゆるい流れで作ろう
どんな展開でも誰かが勝手に終わらせてもおk
まずは安価で設定作ろう!
【ジャンル】>>3(例:恋愛、異世界FT、ミステリ、伝奇etc)
【舞台】>>7
上二つが決まったら項目追加してく!!! 誰も見てねえのかつまんねえのかわからんけどwwwwwwwwwwwwww
レスつかないんでBLACK LAGOON書いたわwwwwwwwwwwwwwww
てか需要ないならひっそり落としたほうがいいのか?wwwwwwwwwwww
とりあえず投下するわwwwwwwwwwwwwww 間合いを測る両者が得物に手をかけたのは同時だった。
レヴィのカトラスが照準を定め、銀二が日本刀を鞘から抜き放つ――
銃声を合図に二人が疾走を始めた。
それぞれが手にする武器の間合いは異なる。
銀二は刀身が獲物を両断できる範囲に詰め寄らんと巨躯を弾ませ、レヴィはカトラスの砲声で牽制しつつ絶対射殺の位置を保つ。
放たれた弾丸はどれもが必中というわけではない。命のやり取りの中で極限まで研ぎ澄まされた銀二の感覚は放たれた弾丸の射線を反射的に予知した。それでも躱し切れない銃弾は切って捨てる。
胸板を撃ち抜かんと迫る鉛球を両断し、ついにレヴィとの距離を殺す。
牽制射撃を躱し振り被った日本刀を一息に振り下ろした。
間合いに入られたレヴィに許された抵抗は、カトラスの銃身で銀二の斬撃を受け止めることだけだった。
「てンめぇッ……!」
レヴィが悪態を吐く。
必殺の一振りを受け止められたことで銀二が一瞬忘我する。刹那にも満たない瞬間的な硬直をレヴィは見逃さない。
刀を受け止める銃身をわずかにずらす。それと同時に身を躱して斬撃の起動外へ離脱。
銃口を獲物の脳天へ突きつけすぐさま発砲――しかし当たらない。直前で銀二の爪先がレヴィを撃ち抜く。体勢を崩された銃撃は石畳を抉った。
蹴りの勢いを殺しきれずにレヴィが後退する。
二人の対峙する距離は数秒前に戻った。
「……お嬢を……連れてくるじゃア……なかったなァ……」
獣じみた笑みを浮かべて銀二が呟く。
「俺たちァとどのつまり……みんなこうだ、どこまで行ってもまともじゃア……ねェ」
放つ言葉は殺意と狂喜を帯びていた。
獰猛な感情が同類を前にして踊る。
「俺たち……みてぇのしか……いちゃいけねえェ……そういう場所だ……」
語りかける。
自らと同じケダモノは歯を剥き出しにして狂気を晒しながら聞いている。
「そう思わねェか、姉さん……!?」
同意を求めたのは、少しでもこの昂揚を他者と共有したかったからだろう。
銀二は感じていた。きっとこんなイカれた思考は、この女でしか理解しえないだろう、と。 二人の命のやり取りを傍観しながらロックが言った。
「――雪緒ちゃん」
きちり、と銀二の日本刀が音を立てる。
レヴィが空になったカートリッジを抜き出す。
「俺は――……思い違いをしていた。バラライカさんと同じにならない方法はあった、君はそれを――選ぶものとばかり思っていた」
二頭の獣が再び牙を剥く。
銃撃と剣戟が鬩ぎ合う中で、既に手遅れであることを理解しながらロックは続けた。
「ここに君がいるのは、組のためなんかじゃない。君は、銀さんと共に逃げるべきだったんだ」
標的を外した弾丸が境内の絵馬を撃ち抜き、空振りした日本刀が石畳みを抉る。
「――俺は君の言うとおり、夕闇にたっている。
……だから、だからこそ見えることもある――
君は、ダイスを投げてなんかいなかった、投げたつもりになってただけだ」
レヴィと銀二が、次の刹那に決着を予感する。
再び失われた間合いは両者に死を予感させ突きつけた。
ガギ――と、鈍い音。
銀二の日本刀が二丁拳銃の右を叩き切った。
レヴィの体は振り抜かれた日本刀の勢いに押されて仰向けに倒れた。
その隙を銀二が見逃す筈がない。
切っ先をレヴィの脳天に向け、刀の柄を両手で握る。
後はそれを振り下ろすだけで決着がつく。当然レヴィの反撃は間に合わない 「――……私たちは、生きるために――戦っているつもりです!」
決定的な止めの寸前で、雪緒の言葉がロックの言葉を否定した。
瞬間、銀二の脳裏にまだ新しい記憶がフラッシュバックする。
銀さん、また、高市に出るんでしょう?
きっと叶うはずもない――お伽噺のような願い。
闘争剣戟の中に身を置き、死線の中で命を繋ぐものにとってそれは、あまりにも遠い日常。
願ってはならない、生きたいという望みは、戦場で最も死神に狙われやすい思いだから――
「お前、生きようとしたな」
レヴィの言葉が無情に響く。
慌てて銀二が刀に力を籠める。
「遅いぜ、遅い」
レヴィが銃身が半分になったカトラスを刀の刃に投げつける。それだけで斬撃の軌道はあっさりと急所を外れた。
「あたしらの行きつく果てはな」
もう一丁のカトラスが銃口を銀二の眉間に向ける。
「泥の棺桶だけだ」
カトラスは確かに銀二の額をゼロ距離に捉え、レヴィの指は引き金に掛かっている。
銀二の刀は、レヴィの右足を貫き静止していた。
どう足掻こうと、ここから刀を引き抜きカトラスの射程を逃れることは不可能。
完膚なきまでの敗北を悟り、
「――しくじった」
銀二が言うと同時に、凶弾が眉間を撃ち抜いた。 寝るわwwwwwwwwwwww
安価指定しないから需要あれば適当に希望くれwwwwwwwwwwwwwww
じゃあなお前らwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
見てる人いたらレス付けてよ・・・寂しいじゃねえか・・・ しかしそれは弾丸ではなくダンカンであった
華麗に舞い流し目で今夜のパトロンを見つける彼女の姿はいつも魅力的だ
しなやかに伸びる腕が時折女性らしく内側に折りたたまれるとまるで彼女に抱擁されるようなイメージが湧く
インド綿を用いたやや薄いドレスは少しふくよかな彼女の下半身を透けて見えさせその躍動感と生命力が男の本能を直接刺激する
そして何より男の気を惹きつけるのは彼女のアーモンド形の目
やや黒みがかったその目は踊りの動きに合わせ舞台を華麗に舞う
その目に証明の光が差すとまるで黒曜石のような煌めきを見せるのだ
ある男は言った
「彼女の瞳には星が宿っている」と
確かにその黒々とした瞳に光が差し込んだ時には星が瞬くようにも見える
そしてその瞬きの間には女が持つ淫靡が見えるようでもあるのだ
彼女の身体的な魅力や動きに刺激された脳はその瞳を見ることで更に突き刺さるような衝動を生む
もう彼女に声を掛けずにはおれまい
男であるならば 涼宮ハルヒみたいな姉と長門有希みたいな妹に振り回される日常 >>138
平文とセリフのバランス考えないと長いだけで読む気起きないよ
平文も情景をただ書いているだけで読みでが具体的にイメージできる表現になっていない
前後の順番は間違いないけど現状だと「年表文」
事実を順を追って書きましたっていう事ね
同人レベルでも表現者になりたければ自分の頭の中にあるものを読み手の頭の中にそのまま湧かせてやろうという野心が欲しいわな メジャーなお題を出してやったのに知らないと言って拒否
安価したなら自分で調べて書けよ
そんで誰も食いつかないマイナーな物を勝手に書いて
「何で反応ないんだ!」
ってアホかと
ブログかツイッターでやれば? >>144
まあ、確かに同意だわ
けど聖闘士星矢てそんなにメジャーか??1も場面指定してくれて書く気はあったと思うが
少なくとも五等分の花嫁とブラックラグーンは誰も知らないマイナー作品じゃないよ
レスが付かんのは1の文章が稚拙だから ごちゃごちゃうるさい外野は無視して
>>140は書いてくれよ、待ってるぞ >>146
何度も劇場化されて今も時々チャンピオンに載るから十分メジャーだと思うが
場面指定してくれと言われたのは白けたわ
バトル物ってくらいはわかるだろうから自分でイメージ膨らませろよと言いたい
設定間違えたら文句言われるとでも思ったか
五等分の花嫁は聞いたことあるけどブラックラグーンは全く知らん
スマンな >>147
「今週末、買い物に行くから!」
夜。風呂から上がって自室で翌日の課題を片付けていると、藪から棒に姉貴が宣言した。
「好きにすればいい。後、勝手に入ってくるな。ノックをしろ」
「あんた暇よね?」
こいつは俺の注意が耳に入らんのか。
確かに暇である。しかしだったらなんだと言うのだ。本来なら受験真っ盛りのこの時期に、推薦で大学進学を決めた優秀な弟褒めたたえてもいいんだぞ?
「お母さんに聞いたけど、暇を持て余すばっかりに免許取ったそうじゃない」
姉貴の口元が不敵に歪む。嫌な予感に背筋が冷たくなった。
俺の悪寒をよそに、姉貴は核融合全開のような、溌溂とした笑顔で言った。
「あんた、今週末はあたしの荷物持ちだから!」
何故そうなる。
しかし俺の抗議は当然受け入れられず、図々しくも室内に侵入した姉貴は夜食のポテトチップスを強奪するとベッドに寝転がってしまった。出て行けよ。
「それでね、行先なんだけど」
「俺は出ていけと言ったつもりなんだが?」
「はあ? 出てったらどうやって計画を立てるのよ」
「適当にメールでも打ってくれ」
「嫌よ。同じ屋根の下にいるのにメールでやり取りするなんて、なんだかヒキコモリの弟思った気分になるじゃない」
さらっと俺のことディスるの止めてくれない?
どうやら姉貴はどうあっても退室する気はないらしく、ならば、とっととこいつの要件を済ませてやるのが安穏へ向かう最短の道のりだろう。
言っても聞かないのは今更分かり切ったことだしな。
姉貴の計画はこうだ。
週末、最近改装された近所のショッピングモールに行く。俺は荷物持ち兼移動手段のハンドルキーパー。予算がどこから捻出されるのかは考えたくもないね。 と、ここで一つ問題が浮上した。
「買い物はやぶさかではないが、俺、ペーパードライバーだぞ」
「だから? 大丈夫よ、事故っても死なない自信あるのよ、あたし」
確かにこの姉は正面と後方からダンプにサンドイッチされても生き残りそうな気がする。いやしかし問題はそこではないのだ。俺は別に姉の安全を危惧したのではない。
「車はどうするんだ。一般的な高校三年生の俺は、当然マイカーなんて持ってねえぞ」
「そんなの借りればいいじゃない。あんた友達いないの?」
「俺の友達は大体俺と同じ境遇だ」
「だったらレンタカー……それかお父さんに借りましょう」
名案を思い付いた、と言わんばかりに姉貴の笑顔が白熱灯からLEDに進化を遂げた。
アホなことを言うな。こともあろうに親父が後生大事にしている、借金までして購入した車を俺のような路上童貞が運転していいわけがないだろう。
そんなことをすれば、親父は折角の週末だというのに娘を誘拐犯に連れ去られた気分で全く休日を謳歌できずに下手をすれば精神を病んでしまう。
「俺には荷が重い」
車の件はさておき、根本的な部分に俺は迫ることにした。
「つーか、なんで突然ショッピングなんだ? いやまあそれはいいが。なぜ俺なんだ?」
そっちこそ大学の友達やら彼氏とでもいけばいいだろう、と皮肉っぽく言ってやる。
「ま、普通ならね。けど今回はあんたじゃなきゃダメなの」
「なんで?」
「ユウキの誕生日プレゼントを買いに行くからよ」
ユウキ、とは、我が家の二女にして俺の妹だ。今年で十四歳になる。そういえば来週誕生日だったか。
「友達とか彼氏といっしょに妹のプレゼントを買いに行くってのもねえ……」
「それもそうか。……ところで姉貴、彼氏いるのか?」
俺の問いに、姉貴は悪戯っぽく笑って答えた。
「さあ?」 姉貴の襲来の翌日、サークルで帰りが遅くなるとか言う姉貴を除く家族と、俺は夕食を囲んでいた。
食卓には当然、件のユウキも鎮座している。
「なあ、ユウキ」
几帳面なくらい見事に一口大に取り分けられた白米を、これまた器用に箸でつまみながら、ユウキは食事の手を止めて俺へと視線を向けた。
「なに?」
およそ有機物とは思えないくらいに無感情な声が反応する。
「あー……その、なんだ。おまえ今欲しいものとかあるか?」
「別に」
「いや、なんかあるだろう? おまえだって中学二年生なんだから、おしゃれなアクセサリーとか、気になってる漫画やゲームだってあるんじゃないか?」
「特に」
「な、なら、物じゃなくてもいいんだぞ? どっか行きたいところとかないのか?」
「直ぐには」
「え、なに?」
「直ぐには考えられない」
「そうか……」
俺は額に手を当てて落胆した。これほどまでに妹との会話が困難な様相を呈していたとは誰が予想できよう。
まだ成人もしていないのに、反抗期の娘を持った父親の気持ちを味わった気分だぜ。
がんばれ、全国のお父さん達! 俺はひっそりと向かいに座る親父にエールを送った。
会話が途切れても食事を再開しないユウキに気付き、すまん、もういいぞ、と促す。ユウキは、そう、とだけ言って了解し、胸のあたりまで持ち上げて静止していた白米を口へと運んだ。
さてどうしたものか。
姉貴は俺にミッションを与えていた。ユウキの欲しがっているものを調査せよ、というのが、姉貴大総督が俺に下した命である。しかしこれは困難極まる。
後でツイッターでも見て、今どきの女子中学生が欲しがりそうなものを調査しておこう。
「たこ焼き」
テレビの音に掻き消されそうな小さな声が、ひっそりと食卓に転がった。
「はっははー、違うぞユウキ! これはたこ焼きではなくて明石焼きだ! 残念ながらタコは入っていない!」
ユウキの呟きを、酔っぱらた親父が豪快に笑い飛ばした。どうでもいいが唾を飛ばすな。行儀が悪いだろ。ユウキがぐれたらどうするんだ。
やれやれだ。 「なかなかエキサイティングだったわね!」
週末、従兄に借りた軽自動車から降り立った姉貴は、そのように俺の初陣を評価した
「やけにゆっくり走ってたのがつまらなかったけど、そこを改善するならまた乗ってあげてもいいわよ?」
「俺はもうごめんだね」
追い越し車線を走る車が前に出るたび、助手席からクラクションに手を伸ばすのと、信号待ちの間にマリオカートのスタートダッシュを強要してくることをやめてくれれば検討しないでもない。
ショッピングモールにやってきた俺たちは、まず最上階へ向かった。
上から順に店を走破していこうというのが姉貴の提案である。その提案には賛成だ。結局俺はユウキの欲しがっているものを調べ上げることができなかったのだ。
適当に店を回っていればそれぽいのが見つかるだろう。
四階建ての広い建物は、上二階がファッションフロア、下二階が雑貨や食品のフロアと言った感じで分かれていた。
本命は上の二階だな。ユウキももう十四歳、お洒落な服とかを上げれば喜ぶだろう。
その点、身内びいきを差し引いても姉貴はセンスがいい。ここは任せておこう。
「ちょっとこっち来て!」
夕飯のメニューを考察していると、やおら姉貴が俺を呼びつけた。さっきまで服屋のお洒落なお姉さんと談笑していたと思ったが、お目当ての物でも見付けたのだろうか。
呼ばれるままに姉貴に近づくと、俺の首にするり、と帯状の物が巻き付く。
しまった刺客か! 必殺仕事人も舌を巻くほどの鮮やかな動作で姉貴の持つ組み紐が俺の首を締め上げた。
「なにバカなこと言ってんのよ。ちょっとしゃがんで。……あんた知らない間に背伸びたわね」
「ハル姉……なにこれ」
「なにってネクタイよ。見れば分かるでしょ?」
そんなことを訊いているのではない。
俺はなぜネクタイ何かを姉貴に巻かれているのかと訊いているのだ。
「あんたも来年から大学生でしょ。ネクタイの一つでもあった方がいいと思うのよ。……む、やっぱり派手な色はダメね」
はい、次はこっち、と深緑色のタイを合わせられる。
「うーん……これもイマイチ。やっぱりはじめのにしましょ。本人が地味な分、身に着けるものは少し派手なくらいがいいわね」
そう言って姉貴はまたしても不敵に笑った。あまりにも屈託のない笑顔で笑うものだからその前の皮肉に野次を入れるのが追い付かない。
こういう時の姉貴は色んな意味で手に負えないのだ。 それから半日ほど、途中フードコートで休憩するなどを挟みながらユウキのプレゼントを探しまわったが、結局これと言ったものは見つからなかった。
そろそろ帰らねえと、母さんが晩飯を用意し始めるころだろう。
このままでは埒が明かないと思い、たまたま電気屋の前を通りかかったこともあり俺はある提案をした。
「ノ―パソとかどうだ? それかタブレットなんかも喜ぶかもしれん」
「どうしてよ」
「俺が推薦決まった時、お祝いってことでノーパソ貰ったんだが、ユウキが結構羨ましそうに見ていてな」
ネットとかそういうのが、実はユウキは結構好きなのかもしれない。
しかし姉貴は俺の意見をにべもなく却下した。
「ダメよ。ユウキはまだ十四歳よ? そんなもの与えて、ネット依存にでもなったらどうするのよ」
スマホがあるんだからその心配は今更かと思うが。
「ダメったらダメ。十四歳って多感な時期だから何かの影響を受けやすいのよ。あんた、ユウキが四六時中どっかの匿名掲示板に入り浸るような残念な子になったら責任とれるの?」
いろいろと、心情的にすごいブーメランを食らった気がする。
「ならどうするんだ。正直俺はもうお手上げだぞ……」
「はあ……。元はと言えばあんたが悪いんだからね? あたしはちゃんとこの日のためにリサーチを怠らないように指示を出してたはずよ!」
姉貴は俺の努力を知りもしないで否定してくる。
確かに結果は得られなかったが、俺だって夕食の席でユウキにそれとなく、いや、かなり直接的にプレゼントの候補を訊いてみたつもりだぞ。
そこで俺の脳裏に先の夕飯の光景がフラッシュバックする。
正確には、思い出したのは景色ではなく音声なのだが。
「そうだ。……あれなら喜ぶかもしれない」
俺は思い付いたことを姉貴に話した。
姉貴にしては珍しく俺の意見に耳を傾けた後、神妙に頷くとぱっと表情を綻ばせていった。
「……あんたにしてはいい考えね。それでいきましょう!」 かくして誕生日当日、両親の協力の元、本日の晩餐会が開始された。
一家団欒の食卓の中心には、先日俺と姉貴が買ってきたあるものが据えられてた。
「あ……」
一番最後にダイニングに現れたユウキはそれを見て小さく零した。
「たこ焼き……」
そう。先日俺と姉貴が買ってきたものはたこ焼き機だった。
元は関東に住んでいた俺たち家族だが、昨年から親父の仕事の都合で大阪に引っ越してきていた。
大阪のご家庭ではどこでもたこ焼き機があり、時に、夕食の場面に登場するそうだ。
多感なお年頃のユウキはそんな話を聞いて密かに憧れを抱いていたのだろう。
だから前回の俺の問いかけに対し、咄嗟に気持ちが漏れてしまったのかもしれない。
といってもこれは、俺が姉貴に話した妄想の域を出ない推測だが。
あながち間違いでもないらしい。
いつもは表情らしい表情を浮かべない人形みたいなユウキが、どことなくハル姉を思わせる朗らかな笑みを浮かべている。多分、家族でしか見抜けないだろう微細な変化だが。
「ユウキ!」
どっから用意したのだろう。姉貴がクラッカーを天井に向けて発射した。
「誕生日おめでとう! ……あ、ほら、あんたも、お父さんもお母さんも! みんなで盛大にユウキをお祝いするのよ!」
促されるまま俺も両親もクラッカーを鳴らす。中から出てきた色とりどりのテープを頭から被り、ユウキは小さく、本当に小さく、
「……ありがとう」
とても幸せそうに言って、恥ずかしそうに耳を赤くした。 >>144
すまんな
お前の言うとおりだ。場面指定で、て言わなかった俺が悪いな。
これに関しては俺なりに調べて書いてみるよ。
ただ二次創作がしたいわけじゃないから、散々なものが出来上がることは覚悟しておいてくれ。
>>147
あほみたいに長いうえに対して内容のないしかも二次創作染みたできになっちまった。
申し訳ない。
>>150
そろそろリレー再開するか。俺もオナニーには満足した。
よければジャンル指定してくれ。
またリレー小説しよう。
ただしもう糞まみれの展開はなしだぞ >>157
サンキュー、俺は好きだぞこういうの
ハル姉呼びはぐっときたわ、適当に続編思い付いたらまた書いてくれ
ちなみにこの世界にみくるを登場させるならどうする? >>146
むしろそのブラックなんちゃらと五島分の方が知らないんだがw >>157
ホラーがいいな!!( °??° よかったらお願いします! >>159
二次創作はやりたくないから無理だwwww
すまんwww
それに無駄に長くなって、どっかで言われてる通りブログとかでやれって感じだwww
朝日奈さんが出るなら普通に同級生か先輩だな >>162
おk
ジャンル【ホラー】なwwwww
設定安価するぞwwwwwww
【舞台】(廃墟、病院、屋敷、館、廃村etc)
【人数】1〜10人
まずこんな感じで行くかwwwww
舞台>>166 >>166
いいねwwwww
【舞台】廃病院
【人数】(1〜10人) >>169 >>169
ええ感じやなwwwww
人数的に男2女1でいいか?
問題なければ名前安価だwwwww
【男1】>>172
【女1】>>174
【男2(or女2)】>>175 【ジャンル】ホラー
【人数】3人
【登場人物】
織田 秀吉
中村 紗雪
水瀬 沙織
個人的に中村 紗雪が気に入ったわwwwwwwwwwww
あらすじはどうする?
Eb9R1AMK0が考える?? すみません掲示板初心者なのでログ中心になると思いますm(_ _)mでも楽しく見させていただきます!よろしくお願いします! すみませんログって使い方間違ってる気がします…ロムですね >>181
ログwwwwwwwwwwwww
プギャーwwwwwwwwwwwwwwww
なるほど了解
ところでこのリレー小説あらすじはどうするんだ??
ジャンル指定した君が考える??
それとも誰か見てる人がいたら適当に書いてもらうか?? >>182
見てる人に考えて頂きたいです!私センス皆無なので! ということなんであらすじプリーズwwwwwwwwwww
11時過ぎまでレスつかない場合俺がセンスレスのホラーあらすじ作るぞwwwwwwwwwww >>183
てか、書きたくて来たら終わっててガッカリとか言ってたのにROM宣言てwwwwwwwwwwwwwww
月曜から草生えるわwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 三人の関係性は幼馴染がいい
んでちょっとした三角関係にあるのを
展開に上手く盛り込んでほしい ごめんなさい!書きたいと思って来たんですが、終わっててガッカリしたんですが、さらに読んでみたら皆さん長文の強豪だったので怖気付きました! >>187
長文書いてるのは全部俺なwwwwwww
IDとか名前の後の()見てみwwwwww
大体全部いっしょだぞwwwwwww
このスレは俺のオナニーだwwwwww 昨日アプリダウロードしたばっかりで、掲示板の読み方とかわからず理解してませんでした!
もう1回読み直してきます! >>186
いい感じだな
俺が妄想してたのは、中村が先輩で彼氏持ち
彼氏が失踪したことを二人に隠して捜査に連れ出す
行き先が廃病院
そこで都市伝説的なことを検証しようとして怪奇現象に見舞われるてのだったwwwwww
ちなみに中村はクールビューティーのショートカット眼鏡スレンダー
水瀬は童顔巨乳のツンデレ幼馴染wwwwwwwwww
織田はうつけ >>191
すまんすまんwww
何が言いたいかっていうとここはしょせんチラシの裏みたいなもんだから好きにリレーしてくれって事だwwww >>192
いいな、単に肝試しよりも実はってのはミステリー要素も入ってて良さそう
中村は俺もお姉さんなサバサバキャラのイメージだった
水瀬は可愛らしい男のシャツとか掴んじゃうタイプの女の子でイメージした >>194
気が合うなwwww
しかし個人的にホラー書くなら人数が少ない気がするんだよなwwww
やっぱり何人か死なないと盛り上がらんだろwwww >>195
確かにこの設定ではなあ
まあ生還したけど全員呪いにかかってましたみたいなエンドならありかも
俺はホラー書けないんでがんばってくれよ うわーん!ついていけない(T_T今この掲示板に何人居るのかすら把握できない! >>196
リレーだぞwwww
俺一人で書くわけじゃないぞwwww
とりあえずあらすじ投下なかったんで考えるわwwww >>197
見てる人数は知らんがレス付けてるのはお前を含めて3人だwwwwww
クソスレ特有の過疎っぷりwwwwwwwwwwwww
だがそれがいい リレーになるのか?
1の短距離走になるんじゃねえの 「肝試しに行きましょう」
期末考査が終わり、長い夏の休みに入る直前の研究室で中村紗雪が言った。
「肝試し?」
生徒たちから提出されたレポートの束を整えつつ織田秀吉が復唱する。
「なに?」
「いや、先輩そういうの興味なさそうだから意外で」
「そ? 私も来年は就活だから一夏の思い出作りくらいしたいと思うんだけど」
変かしら? と流し目に見られる。
ちなみに紗雪は修士課程の一年目で、年齢で言えば織田の三つ上の先輩である。
紗雪は成績優秀で教授からの信頼も厚く、品行方正で真面目な才女と言った感じだが、その実、毎度教授から雑用を押し付けられる度こうして織田を招集して手伝わせている悪女だ。
しかし紗雪のそんな一面を知る者はごく僅かで、端正な顔立ちをしていることから学内にはファンクラブなんかもあると噂だ。
「一夏の思い出……」
ごくり、と織田が唾を飲み下す。
紗雪の冷ややかな視線が織田を睨みつけ、肘で鳩尾をつついた。
「変な妄想しないの」
「ぐ……すいません。それで、えっと、肝試しですか? どこでするんですかそれ」
「そうね。……S市にある廃病院かしら」
唇に手を当てて、紗雪が妖艶に言った。 >>200
もともとリレー小説のスレだろwwwww
とりあえず導入書いたわwwwww
リレーのつもりだから長編向けの作りにしたぞwwwwww
見てる人続き頼むwwwwwwwwww >>201
いい感じっすなあ
最後絶対ウインクしてるわ おい何だよ
口癖の「だくだくだぜ」一回も使ってねーじゃねぇかふざくんな 「廃病院…?聞いた事ないんですが、そこ、心霊スポットにでもなってるんですか?…それより、俺、怖いのはちょっと…」
笑いながらそう言いかけた時、紗雪が織田を無言で睨んでいるのに気づく
「わ、分かりましたよー!…行けばいいんでしょ?!行けば!ほんっと人使い荒いよなーだくだくだぜー」
「そう。分かればいいのよ。」
紗雪はそういうと目線を外し、帰る支度をしようと鞄に書類を詰め始める
「それより、2人で行くんですか?…それはそれでちょっと楽しそうだけど、折角なんで誰か誘います?」
「んー…居ないわね。私はあなたと2人でもいいけど。
あなたこそ、誰か思いつかないの?言っておくけど、むさ苦しいのはやめてよね?」 >>206
いつの話を持ち出してんだwwwwwwww
言っとくが俺は使うつもりだったぞ?wwwww
切れるならリレーを糞まみれにした連中に言ってくれwwwwwww
仮にも飲食店を舞台にして糞を撒き散らすとか万死に値するwwwwwwww >>207
なんでだくだくだぜ使ってんだよwwwwwwwww
織田wwwwwwww吉野じゃねえよwwwwwwww そして織田は顎に手をやり少しばかりの間、思案する
「そうだ!俺のバイト先の先輩連れて行ってもいいですか!?」
「バイト先の先輩?」
まさか本当に自分の知らない人物が付いてくるなど想定していなかった紗雪は訝しげに織田を睨む
「吉野さんて言うんですけど…」 「なにが一夏の思い出よ。バカみたい」
肝試し当日、目的地へ向かう車の中で助手席に座る水瀬沙織が吐き捨てた。
「また中村先輩に乗せられたのね。この変態」
「いいじゃねえか。肝試しって言ったら夏の風物詩だろ? おまえ夏祭りとか好きじゃねえか」
「廃病院に出店でも出てるっての? 綿あめは? チョコバナナは?」
レンタカーの足元をがすがすと蹴りつけながら沙織が捲し立てる。
ハンドルを握る織田はその内直接的な被害を受けるのではないかと気が気でなかった。
今日は朝から沙織の機嫌が悪い。
紗雪の提案で面子を集めることになったはいいが、急な話だったもので結局呼びかけに応じたのは幼馴染の沙織だけだった。その沙織も紗雪の名前を出すと急にむくれてこの有様である。
ちなみに紗雪も何人か心当たりを当たってみるとのことで、他の参加者とは現地で集合する予定になっていた。
「わたしだって暇じゃないんだけどッ?」
「悪い悪い。埋め合わせはするよ」
「じゃあ来週のお祭り、連れてって!」
「祭り? ……あぁ、N公園でやるやつか。子供の頃以来だな。構わないぞ。……ふっ」
例の祭りのことを思い出し、織田が不意に吹き出した。
「おまえ、そういえばあの祭りで俺に告白したんだよな。お嫁さんになるー、とかって」
「な……小学生の頃の話でしょ! いつもでそんなこと覚えてんのよ気持ち悪い! し、死ね!」
沙織が暴言を吐きながら両手を振り回す。
沙織は華奢だが軽自動車の中で暴れられると拳が顔や肩に当たる。既に道のりは郊外に入って車通りも少なくなっていたが、事故の危険を感じた織田はそれ以降軽口は慎み、沙織を宥めることに終始した。 >>210
レス被っちまったwwww
じゃあ吉野は現地集合なwwwww
どんだけ牛丼引っ張るんだよwwwww
そいつ糞まみれだぞwwwwwwww >>214
珍しく意見が割れたなwwwwwww
ちなみに沙織は?wwwwwwww
俺はcv.東山奈央で再生してるわwwwww
てか続き誰か書いてくれwwwwww 現地に到着すると先に来ていた吉野の紗雪が談笑していた。
軽薄な感じでジェスチャーを交えて何かを話す吉野に、紗雪は笑顔で受け答えをしている。
何を話しているのかは解らないが、ああ、あれは多分愛想笑いだな、と織田は察した。
「よっ、遅いぞ織田!」
「お疲れ様です。吉野さん」
待ち合わせ時間よりは数分早い筈だが、と織田は内心で反抗する。
「今度牛丼奢れよな」
してもいない遅刻の代償に牛丼を奢らされることが確定し、織田は苦笑した。
ところで、と織田の視線が沙織に向けられる。
「あのナイスバディ―は誰よ。おまえのカノ……妹か?」
「幼馴染ですよ」
「まじ? てことはおまえと同い年なのか? 下手すりゃ中学生くらいに見えるぞ」
発育は随分いいみたいだけどな、と年齢を干支一周分付け足したような発言をして、吉野は沙織に駆け寄った。
「はじめまして! 織田のバイトの先輩の吉野って言います! 君の名前は?」
「水瀬沙織」
「沙織ちゃん? 可愛いね! それにスタイルも抜群だ!」
「……」
あからさまに不機嫌な表情をした沙織が、ててて、と織田の背後に回る。小動物が怯えている様に似ているが、敵意に見た表情がどことなく肉食獣染みていた。
吉野に聞こえないくらいの小声で沙織が織田に言う。
「なに、あいつ。あんたの先輩って変態なの? 気持ち悪い。生理的に死んでほしい」 おまえら、リレーだぞ!wwwwwwwwww
繋げろやwwwwwwwwwwww >>218
おk
書いてくれていいんだぞwwwwwww ???「人を恐怖させる条件は三つだ。一つ、怪物は言葉を喋ってはならない。一つ、怪物は正体不明でなければならない。一つ、怪物は……不死身でなくては意味がない」 「私、むさ苦しいの辞めてって言ったよね?それに、あいつの体臭最悪…窒息するかと思ったわよ?」
紗雪はみんなに見えないように、織田の二の腕を強く抓った
「?!…って!……てててっ!!」
他の2人が不思議そうに織田を見る
紗雪は何事も無かったかのようにサラリとに笑い
「さて…入りましょ。…あ、その前に、あなた達何か持って来た?私は携帯だけじゃ電池が心配だから、念の為、ペンライトを持って来たけど。」 「入るって……」
織田は雲一つない晴れ模様の空を見上げた。
集合時間を聞いた時から気になっていたが、時刻はまだ午後の十五時。肝試しと言うには早すぎる。
それに紗雪が呼ぶと言っていた他の数名がまだ到着していないようだ。流石にこの四人で始めるには時間帯的にも面子的にも色々と不足している。
「紗雪先輩、まだ明るいですけど」
「それが?」
「えーと……肝試しですよね? 普通暗くなってからするもんじゃないですか?」
「そんなのダメよ」
何故かと織田が問う。
「だってそれじゃあ……怖いじゃない」
若干言葉を濁すようにして紗雪が言った。
……肝試しって、そういうものじゃないのか? と織田が疑問符を浮かべる。
そもそもばりばり理系の紗雪が非科学的な存在を恐れるというのが織田には意外だった。
その割には装備がペンライトというのはどうだろう。この明るい間に侵入するならライトなんていらないだろうし、怖いというならもっと大きな懐中電灯などを持参するべきだ。
そこまで考えて織田は紗雪の姿に違和感を感じた。
「紗雪先輩……荷物、多くないですか?」
紗雪が肩から提げたボストンバックを指さして織田が言った。
これではまるで、肝試しに来たというより秘境を探検に来たと言った風だ。 「…そんなこと気にしなくてもいいでしょう?レディに持ち物の中身を聞くなんて失礼ね。」
紗雪がもう一度つねろうと手を二の腕に持っていく
それを察した織田は、咄嗟に手を上に上げ吉野を指で指した、
「っ!…よ、吉野先輩は何か持ってきてますか?」
そして不自然に紗雪から離れ、安全な所まで距離を取った
「え?俺?俺は昼メシがまだだから、腹減るだろうと思って、牛丼テイクアウトしてきたぜ!」
「……はぁ」
全員無言になり、紗雪の小さな溜め息が聞こえてきた
「……冗談だよ!こういう所はヤンキーのたまり場になってるって何かで読んだから、一応ナイフを持ってきた!…牛丼も買ってきてはあるけどな!」
吉野はジーンズのポケットからずっしりとしたバタフライナイフを出し、自慢げに見せびらかした。 バカなこと言ってないで行くわよ、と半ば強引に紗雪が一同に促す。
吉野は曲芸染みた動きでナイフを弄び女性陣にアピールしていた。
止めても聞かないといった雰囲気の紗雪に続き、三人もぞろぞろと病院の敷地内へ足を踏み入れる。
吉野は沙織に全く相手にされないことに痺れを切らしたのか先頭を行く紗雪に駆け寄って行った。
「沙織、行くぞ」
「……」
二人に遅れながら、最後まで出発を渋っていた沙織に織田が促す。
「ひ、秀吉……」
「なんだ?」
「その、手……」
「手? 手がどうしたんだ?」
織田が聞き返すと、途端に沙織の顔が真っ赤になった。
「なんでもないわよバカ! さっさと行くわよッ!」
涙目になりながら織田の尻に蹴りを入れる。
織田は何やら台詞と立場が逆になるのを感じながら脚を進めた。
その時、織田のシャツの裾に僅かな力が加わる。見ると、沙織が指先で裾を摘まんでいた。
「もしかしておまえ、怖いのか?」
冷やかすつもりで言った織田はこの日二度目の蹴りを沙織に貰うのだった。 あれ?これEb9R1AMK0以外見てる人いる?wwwwwwwwwwww だらだら続けて反応待つかwwwwwwwwwwww
需要なければ俺がとんでも展開で終わらせるwwwwwwwwwwww 2人で描き続けるのは文才のない私にはキツい…1レスくらいがちょうどいい(T_T)
夜になったら人あつまりますかね? >>228
キタエリいいなあーw
けどちょっとビッチ感欲しいんだよなw
>>229
俺が一人で書くとスレの意味ないからなあwwwwwwwwwwwwwwww 「動くな!!」
先頭を歩く吉野が突然叫び声を上げ、皆に注意を促すと紗雪は驚きの余り織田の片腕にしがみつく。
「な、何よいきなり大声出して!ビックリするじゃない!!」
「そ、そうですよ!吉野先輩!漏らすかと思ったじゃないですかぁ…(ンコが…)イタタっ!」
紗雪は織田の幼稚な冗談に顔をしかめて腕をつねる。
しかし織田はいつの間にか紗雪と密着している事に気付き内心で吉野に賛辞を送っていた。
しかし吉野の次の言葉に織田は凍りついてしまう。
「いる…見られているな」
「「「え?」」」
吉野はバタフライナイフを器用にクルクル回しながら独り言の様に呟くと、真夏だと言うのに周囲の温度が一段下がった気がした。
「せ、吉野先輩!いるって何がいるんですか!!ま、まさかヤンキーですか!?」 眠くなってきちゃいました…起きた時にはスレが伸びていますように… 「下がってろ」
吉野の言葉に従い、三人が身を固めて退く。
紗雪と沙織に挟まれる格好になった織田は他の三人とは違う緊張を感じていた。
先ほどまで密着していた紗雪は少し身を離し腕を掴む程度だが、対照的に沙織は全身で織田の腕にしがみ付いている。
「ちっ……くるぞ……ッ」
バタフライナイフが風を切る音が止まる。
吉野がわずかに姿勢を低くして臨戦態勢に入った。
突如水を打ったように静まり返る。
かつーん。
静寂の中に響く奇妙な音。
病棟の廊下を靴底が打ったような音が響いた。
かつーん、かつーん、かつーん。
音は規則的に続く。
吉野の視線は廊下の曲がり角から外れない。
既に異変は吉野だけではなくその場の全員が感じ取れるものとなっていた。
そして。
それが廊下の角から姿を現す。
「ひぅ……ッ!」
蛙が踏みつぶされたような、そんな悲鳴を沙織が上げた。
廊下の角から現れたそれは人の形をしていた。
人の形をしていたが人間ではなかった。
顔があって首があって、胴体があって足がある。
紛れもなく人間の形をしているのに人間ではない。
それが何故なのか、吉野にさえ解らなかった。
不完全なのだ。
それには目があり、鼻があり、口があって耳もある。
なのに何故だろう、それは人間であるための何かが決定的に欠けていた。
人外のそれと対峙し、一同は呼吸さえ忘れて硬直した。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています