とんで2年後の春

晴れて小学生になった俺は無事いじめられていたらしい
声がキモイとか口がクサイとかお前の母ちゃんでべそとかイヤお前俺の母ちゃん死んどるわと思いながら俺はいじめに耐えた
というか虐められてるって知らなかった
それを教えてくれたのが初めて出来た親愛なる友ボンちゃん(偽名)
ある日いつもの如く俺が引き出しに入れたはずの筆箱を探してたら、前の席から鉛筆がニョキっと差し出された
差出人はボンちゃん
ボンちゃんはその時「いじめはする方が100%悪いけん!」という有難いお言葉もプレゼントしてくれた
俺は「そやろか」と言ってその鉛筆を受け取った
俺のマイベストフレンドとの初めての会話