“核のごみ”誘致派から1000万円 質問状に町長「コメントない」 鹿児島県
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190129-00000006-kts-l46

鹿児島県南大隅町の森田俊彦町長が、2009年の町長選挙の際、高レベル放射性廃棄物いわゆる「核のごみ」の最終処分場の誘致推進派の住民らから現金1000万円を受け取っていた問題です。

森田町長は「個人的な借り入れだった」としていますが、現金を渡した男性は「選挙資金のつもりで提供した」として森田町長に質問状を送っていたことが分かりました。

南大隅町の森田町長は、先月、記者会見を開き、2009年の町長選の前に東京の商社の役員や町民から計1000万円を受け取っていたことを明らかにしましたが、「会社の事業資金として借りたもので、選挙には使っていない」と説明しています。

これに対して金を貸した東京の商社の役員の男性は「最終処分場の誘致など町を活性化してもらうための選挙資金のつもりだった」と主張し、森田町長の認識を問う質問状を今月18日付けで町長に送ったということです。

回答期限は28日でしたが、南大隅町によりますと森田町長はこの質問状には回答せず「特にコメントすることはない」としています。

この問題をめぐって南大隅町議会は、来月4日に全員協議会を開き森田町長に説明を求めることにしています。