05月30日の報告
 
「部活もいいけど終わったら受験勉強だからなぁー悔いが残らないように大会がんばれよ」
技術の先生が授業中に雑談を始めた
6月で部活終了=地区予選敗退である
敗退することがさも決定事項であるかのように話すのはある意味仕方ない
これまで2年ほど部活をやってきて、自分たちの立位置くらいなんとなく分かっている
だが、県大会出場が確実な柔道部の顧問である技術の先生がそれを言うのはいかがなものか
少なくとも女バスはまだ県大会出場をあきらめてないらしい……しないでほしいが

部活はユニフォームとゼッケンの配布だった
うちの陸上部は助っ人が多いのでユニフォームは学校からのレンタルである
学校名の入った単色のつまんないデザインだ
セパレートでもない……仮にセパレートだったら恥ずかしくて着れない

助っ人部員の1年女子もまたバスケ部である
「もうさ陸上部に来ちゃいなよ」とエリが言うが、
目の前にバスケ部と陸上部を両立させるユウがいる限り誘い文句も空しいというものだ
うちの陸上部員は大変である
助っ人に負けたら立場がなくなるからだ
こんな状態では陸上部に入りたい人なんていなくなるだろう

顧問には走りがよくなったと褒められたけれど、何がどう良くなったのかイマイチわからない
エリは奇妙な腕振りを矯正しきれておらず、顧問が頭を抱えていた
自分も小学生のときに恩師にフォーム矯正してもらったが、
12歳で直すのと15歳で直すのは違うのかなぁと少し思った

今日の報告終わり