上杉「僕がもうひとつ聞いたのは、「首都圏大停電」のことです。16日の時点の需要推計では18時〜19時のピーク時に4000万kwだった。だけど実際に使われたのは3050万kwでまだ950万kwの余裕があったんです。
「それなら今日は何で需要推計を下げないんですか。節電をお願いしてるんだから下がるでしょう。計画停電は必要ないですよ。なんでやるんですか?」と聞いたんです。そうしたら、「突発的なことがあるかもしれない」という。」

烏賀陽「誠実な答えじゃない」

上杉「民間鉄道に節電をお願いしていましたけど、大口事業者全体で見たらわずか2%に過ぎません。しかも電車を間引いたって、もともと動き出せばそんなに電気がかからない。それをわざわざラッシュ時の18時〜20時に間引き運転をしていた。
だから僕は別の日にも勝俣会長に「大ラッシュになってみんなの足が止まる民間鉄道に節電をお願いするよりも、何で7%も電気を使っている民間放送局に言わないんですか」と聞いたんですよ。
略)
そうしたら勝俣会長は「いや、明日、新聞とテレビにコマーシャルを打ちます」と言ったんです。」

烏賀陽「は?それ、意味がわからない」