大飯原発廃炉 大型でも割に合わない
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017122302000164.html

もう割に合わないと、大飯原発廃炉決定の事実は訴える。
関電は否定するものの、規制要求の強まりで、延命のメリットを失ったのは明らかだ。

原発老朽化時代すなわち、原発不採算の時代である。

「安全を求めれば、原発は経済的に成り立たない」−。福島の事故から学ぶべき最大級の教訓だ。

原発はもはや、安いどころか、割に合わない事業になった。
一方で、再生可能エネルギーは世界中の投資を集め、価格破壊が進む。

老朽原発を廃炉にしても、福島の事故の後始末ができない限り、世論は新増設を許すまい。

これを機に大手電力も世界の流れにのって、再生可能エネルギーへの転換を加速させるべきである。
立地地域の雇用に配慮しながら、関電はその先頭に立つべきだ。