やっと失恋から吹っ切れたかも
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スペックでいいの?
俺 21 フツメンだと思う
相手の子 21 俺からみたら可愛い
女性に相談するとき写メ見せるといつも変な反応されるのってどういう感情なんだろな お互い東京の雑魚私立に通う大学3年生
出会いは大学
一般教養の心理学の授業なんだけど、俺はいつも後ろに座って携帯を弄ったり突っ伏してねたり
早く終わらないかなって思いながら生産性のない時間を過ごしてた 読んでる人いるかな
実は高校3年の時も振られた彼女がいて、大学3年になった当時もずっと引きずっていた
だからか大学にいる異性のどの子を見ても元カノと比較してばっかりで、好きになることは一度もなかった
サークルにバイトに、出会いで溢れた大学生活を最初は期待してたはずだったんだけど、未練を断ち切れない自分に嫌気がして仕方なかったんだよね 高校の友達が東京に来て、家に泊まる約束をしたからその晩は二人で居酒屋に行ったんだ
あの時はばっかみたいに飲んだな
枝豆も唐揚げも、高校のときの思い出も全部肴にして気が済むまでお酒に浸かるように飲んだ やっぱり恋愛の話にはなるもんで、当時付き合ってた女の子の話題について聞かれるとどうしてもネタにできない自分がいた
「まだ引きずってんの?あいつ新しい男と付き合ってんぜ」
この友達は高校の時から校内の恋愛事情を掴むのが早かった
上のことを聞かされて酒に飲まれた俺は魔が差して
元カノに「今でも好きだよ」とラインを飛ばした 友達と俺は大笑いして居酒屋から帰宅
その後はブッ倒れるように寝た
朝になった
わすかな充電しかない携帯か力を振り絞って示す緑色の灯火
俺は頭に?を浮かべながら、眠気眼で携帯を覗いた ほろ酔いで誤字があるごめん
「久しぶりです。
ごめんなさい。また今度機会があったら飲みましょう。」
っていう文面を見てしばらく静止する
ほどなくして昨晩酔った勢いで告白ラインをしたことを思い出した 倒れるように寝て
泣きながら目覚めて
スピッツの魔法のコトバの歌詞の通りだった
でも不思議なことに、彼女への未練が綺麗さっぱり流されていったんだ
俺の朝した小便のように その後の大学がやたらと楽しくなったのはよく覚えてる
サークルにまた顔を出し始めたり、休みがちだった講義に全部出たり
やらなくなった読書や英語の勉強も再開した
友達にも、なんか明るくなったねって言われることが多くなった
大学で触れ合う異性を見て、「あいつはあそこがいいとこだよな」って感じで、本人を元カノと比較せずに向き合うことができた気がしてた 最初に話した心理学の授業に隣に座ってた一人の女の子がいて、雰囲気が自分の中で好みだったんだ
ちょっと薄幸な感じで、でも私服がおしゃれで、可愛げで、プリントをもらう時の手が小さくて綺麗だった 当時は確か6月頃の話
学校に居ないときでも、その人のことを考える時間が多くなった
思い出せないのは君だけ
君の声、目の感じ
思い出せないのは君だけ
ぼやけた優しい光
スピッツに恋のはじまりって歌があるんだ 気になる子が出来たこと、その子のことを考えることばっかだってことを同じサークルの女友達に相談する
「それは多分好きなんだと思う」
俺は次の授業で話しかけてみることにした って感じで次の授業に出るんだけど、その女の子が授業に来なくなったんだよね
授業中キョロキョロしたりして探すけどやっぱり見つからない
徐々にその子のイメージがだんだんおぼろげになっていくんだ どうしてあの子は来ないんだろうと考える毎日
もどかしいって言葉がよく当てはまるらしい
そうこうしてるうちに夏休み目前
授業の最後にテストがあることもあってあの子が久しぶりに姿を表した
ジャージとパーカー、マスクを顔に付けていたのは確かなはず
テスト中あの子がぶっ倒れたりしないかと変なことを考えて、全然集中できなかったな
馬鹿らしいわほんと 授業が終わってそそくさと帰ろうのする女の子
話しかけないと後悔すると思って他の大学生を振り払って廊下を早歩きした
あの!…
"休んでる時に救済レポートが出たんですけど、よかったらほしいですか"
と話しかける
「えっほんとですか…?ちょっと写真、あっライン教えて下さい」 君が世界だと気づいた日から
胸の大地は回り始めた
スピッツの日なたの窓に憧れて
連絡先を交換
自宅へ帰ったあと、形容しがたい高揚感と安心感を胸に染み込ませたんだ 文書キモ、でも続けてやる
この変な気持ちにケリをつけるまでは
俺が写真を送信しました
「ありがとう!本当にありがとう」
これ以後大学であったら、長く立ち話はしないけど、気付いたら手を振りあったりすることが多くなった
夏休み手前
彼女に何かしらラインを飛ばしたいけど、この時期は期末レポートの提出が迫る真っ只中
俺が磯がしいのもあったけど、連絡をするのがちょっとはばかられたんだ 合計8つのレポートを提出した
1,2年の頃なら数個は出さずに諦めていたと思う
恋とは不思議なもんだ、こんなにやる気と動機をくれるものなのかと年甲斐もなく思う
2週間ぶりくらいにあの子にラインを飛ばしたい
画面を三回くらいスクロールして、俺のスタンプで終わったトーク画面を開いたんだ "レポート全部終わった?"
彼女からの返信は10分後ほど
「昨日全部出した!夏休み突入だぜ」
"ほんとか!俺もついさっき終わらせてきたとこだわ"
彼女の絵文字を使わない、素直な文面が好きだった 『二人で絡まって 夢からこぼれてもまだ飛べるよ
新しいときめきを丸ごとつかむまで』
ルナルナ、大好きなんだ
"8月中、空いてる日ある?"
ケータイ弄りの小指の向こうに、ディズニーのチケットが無造作に置いてある
無気力な時、バイトしては貯まっていたバイト代でペアチケットを買ったんだ 「8月かぁ
基本空いてるっぽい笑」
"ディズニーでも行かない?"
こんなに手汗が出たのはいつぶりだろう
手汗がついた携帯を、手汗の付いた右手で拭きとろうとする
それくらいに、ドキドキしていたのは絶対だった
思いの外返事は早かった
「いいよ!」 『柔らかい日々が 波の音に染まる
幻よ覚めないで』
"マジ?嬉しい"
元カノを初めてデートに誘った時のことを今でも思い出す
好きな子から返事が来るときの嬉しさ
送信ボタンを押そうで、やっぱり押せないもどかしさ
寄った勢いでしたことが、ここまで転がってくるとは思いもしなかった 大学にある喫茶店で一度会うことになった
彼女の名前は楓ってことにしとく
楓はやっぱりおしゃれだった
遊びに行く日の予定合わせをする
彼女の持ってきた手帳も、ペンケースも、みんな水色だった mateが復活したので続けます
8月下旬に二人で駅で合流して、遊びに行くことになった
その時に彼女の誕生日とか学部とか、色んなことを知る
そんなことも知らずに、異性をデートに誘ったたんだ
危ないことをしたということにその時気づいた 当日
彼女が彼女なりに精一杯のおしゃれをしていたのはすぐに分かった
こんなにもかってくらいに晴れた天気の日
言葉からじゃなくて、手を振ってから会話が始まるらしい
いつもはイライラしてた駅の雑踏も、彼女と歩けばただの背景みたい
不思議と二人を避けて歩いてくれてるような気までしていた 無理せずゆっくりでいいからね
また続きまってるよー お酒飲み過ぎて寝ちゃってたわ!
ちょっとずつ書いていきます 『天神駅の改札口で君のよれた笑顔
行き交う人の暗いオーラが それを浮かす』
さわって・変わって
いつもはポニーテールに縛っていた髪も、この日は肩の下辺りまで下ろされている
歩くたびに揺れる髪と輪郭に無駄の無い首筋を、話しながら何回も見ていた
満員電車の中で幾度か彼女の身体に触れそうになるのを避けたり、でもやっぱり寄せてみたいと一人で勝手に汗をかいてた 楓は別に大丈夫だよって言ってくれたけど、身体があまり強くないことには薄々気付いていたから、激しい乗り物にはほとんど乗らなかった
というより隣に立って園内を歩いて、色んな話をするほうがずっと楽しい
彼女が自身のことを話す度に、彼女が自分を信頼してくれるような気がして嬉しかった
あっという間に閉園の時間になる 彼女の一番好きなところは声だった
聞いた人みんなを安心させるような、その人の過去にあったトラウマやしがらみ全部から浄化させてしまうような
じゃあねと手を振って別れる ディズニーのお土産袋にチョコクランチと充実感を詰めて、家に帰った
玄関にある靴全部を整頓して並べるあたり単純だなと思う
"今日はありがとう!
本当に楽しかった
口では直接言えなかったけど、可愛かった"
「ごめん寝てた笑
こちらこそ楽しかった
色々気遣いしてくれてありがとう」 ほんとこの時までは順調だったんだけどね
なんでだろう シャワー浴びてきます
病院にも行かなきゃならないので、隙間を縫って続けます
ごめんなさい >>74
ゆっくり自分のペースでいいよー
また待ってます
病院ってお大事にねー 1です
バイト頼まれて今落ち着きました
id変わるけどパソコンから書こうかなと 初めてのデートだったこともあって告白はしなかった
この夜も前みたいに、倒れるように寝た
前と違って、心地よい疲労感が勝手に俺を朝まで運んでくれた 夏休みのさなか
俺は浪人時代にお世話になった地元のバイト先で1か月ほど働くことになっていた
帰省前日楓とご飯を食べに行ったんだけど、そのときに前と様子が違うというか、どこか元気がない
心のどこかに魚の骨が引っかかったまま、帰省した 俺が帰省した後も、ほぼ毎日のように連絡を取りあった
2、3日に一回くらい、電話することもあった
「バイトどう?」
”そこそこ楽しいよ
1か月はちょっと長いかも笑”
『街にあふれる歌 誰かを探してる
くだらないって言いながら 同じだなぁ』
ランプ 帰省の折り返しあたりかな
どうしても自分を抑えきれなくなって、電話で告白をした
”楓さんのことが好きです、付き合ってください”
正直に言うと、心の中ではyesをもらえると確信していた
「もう少し、待ってほしい」 「もっと俺君のことを知りたい、私のことも知ってほしい」
23時の公園のブランコに座る俺のことを、ちょっと冷たい風が撫でていった
”そっか
わかった、遅くにありがとう、”
このあたりから焦っちゃったことを今でも後悔してる
もっと彼女と距離を縮めなきゃならない、彼女のことを知ろうとしすぎたんだよな 『僕の呪文も聞かなかった
夏の魔物に会いたかった』
楓と連絡を取る上で、半分くらいずつの割合で最初に話しかけることが多かったんだけど、告白を境に彼女の方から連絡が来ることが比較的少なくなった気がする
いつもはくだらない話題で弾んだラインも、一日に3言ほどで終わる
昔みたいな楽しい会話を見るために昔のトーク画面を振り返る醜い自分がいた
バイト中も、良くしてもらっていた先輩に怒られることが頻繁になった バイトが終わって、俺はすぐ荷物をまとめて東京へ戻った
”今日そっちに帰るんだけど、夜時間あるかな?”
「大丈夫」
”ありがとう
大学にある南の門で”
1か月ぶりに会うことになった これまでみたいに、手を振って合流する
「なんか痩せた?」
”そう?むしろ太ったような”
帰省中にしたバイトのこと、楓の夏休みにした旅行の話とかをしながら、大学周辺を散歩した
物を話すにはご飯を食べて向き合うよりも、こうして横にならんだほうが言葉が浮かびやすいんだ 今日は大学の課題で忙しくて書けませんでした…
明日明後日で終わらせたい 深夜散歩の終盤、楓が休み中俺が告った事について初めて言及した
「今は現実の生活ですごく満たされてて、それで十分な気がしてる」
"そうなんだ"
これが彼女の答えだったみたい
"じゃあ俺振られちゃったか〜"
「ちがう、振ってるわけじゃないの」 保守してくれた人ありがとう
今日大学で会った時、俺もうこの人のこと好きじゃねえなって改めて思いました 彼女の曖昧な返事に、俺はどう答えたらいいのか分からなかった
yesかnoかはっきりして欲しかったのは山々だったけどね
「多分俺くんのことは好きかもしれないけど、もう少し考えてみたい」
"分かった"
ここで強引に押さなかったことは後悔してる あやふやな終わり方のまま、その夜は結局1時頃に分かれた
お腹が空いてカップラーメンを食べたけど全然味がしない気がした、何も考えずにただお腹を満たす
曖昧な彼女の返事について考えれば考えるほどドツボにはまって、生き地獄にいるような気分だった この後どうなるかと思えば、彼女は前のように俺に何かしら連絡や電話を飛ばしてくる
当時は気付かなかった、いや気付いてたとは思うんだけど、結局彼女にキープされてただけだったんだよな
でも俺は彼女のことが好きだからヒョイヒョイついていってしまう 1ヶ月後の晩
「今大丈夫?ちょっと話したいことがある」
"おk"
また前みたいに、夜遅くの大学内を散歩した
周りではダボダボのカーゴパンツを履いたダンサーが無邪気に踊っていたり、疲弊した表情の教授が無精髭を伸ばして歩いてたり 楓はすぐ俺達についての話題に触れる
「私にもう一人好きって言ってくれてる人がいて、今俺くんとどう向き合ったらいいか分からない」
どう返したら、彼女に対してベストなのかまったく分からなかった
そうなんだ、としか返せない俺はやっぱりつまらない人なんだと思う
しばらくの沈黙の後に開いた俺の口からは
"じゃあまず俺のことを振っちゃえよ"
って言葉が出た
というか漏れてきた ごめんなさいこれからサークルなので後で書きます…! >>100
ありがとう
昼休みなったからちょっと書きます
>>101
もう少し早く会いたかったな! 『素直になりたくて言葉をさがす
何かあるようで何もなくて
雨の音だけが部屋を埋めていく』
さらさら より
「なんでそういうこと言うの」
その晩も決着はつかず 2週間後
楓から電話がかかってきて、その時ちゃんと振られた
もう一人言い寄ってきてた人のことも振ったらしい
携帯を置くテーブルの隅には、二人で行ったディズニーの半券が埃を被って置かれていた
っていうくだらない話でした 君が思い出になる前にもう一度笑ってみせて
優しいふりだっていいから 子供の目で僕を困らせて
君が思い出になる前に
結局俺がキープにされて、こじらせてっていうつまらない話でごめんなさい
今は友達として、時々ラインをしたり本やCDを交換したりしてます お疲れ様ーずっと読んでたよ
同じ大学だから大変だと思ったけど吹っ切れたようで良かった
とりあえずスピッツが聴きたくなった >>106
本当か!ありがとう
スピッツ大好きなんだ
聞いてくれたら嬉しいな 一つ相談があって
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