アライグマ農産物被害防ぐ「箱わな」、免許なくても捕獲可能に…福岡県が防除計画
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 「特定外来生物」のアライグマによる農産物などへの被害が増えていることを受け、県は外来生物法に基づく防除実施計画を策定した。県内の38市町村が参加し、箱わなによる捕獲を進める。わな猟免許を持たない人でも講習会の受講などで捕獲が可能になり、県は重点的にアライグマの防除に取り組む。(手嶋由梨)

 北米大陸原産のアライグマは主にペットとして輸入され、野生化が進んでいる。繁殖能力が高く、目立った天敵もいないため一気に頭数が増えており、県内での捕獲数は2014年度の329頭から、22年度は3183頭と約10倍に。雑食で果物や野菜を好み、同年度の農産物の被害額は2548万円に上った。