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ソロモン諸島で総選挙 中国の影響力強まる

太平洋で中国の影響力が強まる中、ソロモン諸島で17日、総選挙が行われます。中国
との関係を深めているソガバレ首相率いる与党が勝利するのか、関係見直しも訴える
野党が政権交代を実現するのか、注目されています。

南太平洋のソロモン諸島はソガバレ政権が2019年に台湾と断交して中国と外交関係を
結び、おととしには安全保障協定を結ぶなど、急速に中国との関係を深めてきました。

今回の選挙では、こうした中国寄りの政策や安全保障協定が争点の1つとなっていて、
ソガバレ首相は選挙の演説の中で「中国に物乞いはいないが、アメリカのすべての主
要都市には物乞いがいる。これが世界第1位の経済大国なのか」と述べ、中国との関
係強化の正当性を訴えました。

これに対して、野党の党首は「今の政府はソロモン人が作っているが、コントロール
はしていない」として、今の政府は中国の影響を受けすぎていると批判し、関係見直
しも検討すべきだとしています。

太平洋では、2019年にはソロモン諸島とキリバスが、ことし1月にはナウルが台湾と
断交し、中国と外交関係を結んでいて、太平洋の島しょ国で台湾と外交関係があるの
は、ツバル、マーシャル諸島、パラオの3か国だけになっています。
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240415/k10014422781000.html

【長い記事なので以下見出しのみ】
・与党は中国関係強化 実績強調
・取り残された地方の実態は?
・地方支援にも動き始めた中国
・支援歓迎も政治家に不満高まる