ロシアの「亀戦車」にとってふさわしい最期だったと言うべきかもしれない。

亀の甲羅のような不格好な金属製の殻で身を守ってみたはいいものの、それに邪魔されて砲塔をろく回転できず、その重みで鈍足になっていたに違いない例の戦車のことだ。

ロシアに占領されているウクライナ東部ドネツク市のすぐ西に位置する都市、クラスノホリウカ周辺の前線に登場してからわずか1日かそこらで、この戦車はドネツク市のペトロウシキー地区の格納庫に隠れているところを、ウクライナ軍のドローン(無人機)チームに見つけられた。

ウクライナ軍はその後、この格納庫に砲撃を加えたとみられ、格納庫と、亀戦車を含め、中にあった複数の車両が破壊された。

珍妙なDIY戦車の前線勤務はこうしてあっけなく終わった。ブラックコメディーのような話だが、戦場での安全確保に向けた即席の対応という点では軽視できない面もある。

以下略
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee37f104712a35b3049d11b2890b53712db797e5