サイバーセキュリティー戦略本部の担当大臣である桜田義孝衆議院議員が、衆議院内閣委員会で「これまでPCを自分で使ったことがない」という衝撃的な発言をして、日本のサイバーセキュリティ戦略に暗い影を落としています。この日本のサイバーセキュリティ対策トップの発言を、世界中の主要メディアが報じています。

問題の発言は、サイバーセキュリティ関連の質疑で起こりました。かみ合わない議論の中で、「自分でパソコン(PC)は使っていますか?」と聞かれた桜田大臣は、「25歳の時から独立し、そういうことは常に秘書や従業員に指示することでやっておりますので、自分でパソコンを打つことはありません」と答えました。
USBメモリを利用したサイバー攻撃に関連して、「日本の原発にUSBジャック(ポート)はあるか?」と問われた桜田大臣は「使わせない」と答えました。「USBジャックをご存知か?」という質問に対しては、桜田大臣は「たとえあったとしても万全の対応をする」とちぐはぐな受け答えに終始。桜田大臣が「USBジャック」を「ハイジャック」か何かと勘違いしたのではないかという声も一部では挙がっています。

そして、「(USBを)使う場合は穴を入れるらしいですけど、細かいことは私はよく分かりませんので、専門家に答えさせます」と述べ、そもそもUSBが何かを知らないという衝撃的な事実が明らかになりました。

https://gigazine.net/news/20181116-japan-cyber-security-minister-sakurada/