元日の大地震に見舞われた石川県輪島市――。トルコ人のアイディン・ムハメットさんと、ムハメットさんが経営する会社の社員らは5日早朝、避難所となっている地域施設の前で温かいスープとご飯を振舞った。

ムハメットさんが経営する建設会社から集まった10人のボランティアは、午前5時から炊き出しを始めた。妻が日本人のムハメットさんは、日本で30年暮らしているという。

テレビで能登地震のニュースを見たとき、「何かしなければならない」と思ったという。輪島市へ通行可能な道があることを知ると、直ちに行動を開始した。

アイディン・ムハメットさん
「帰ってテレビつけると火事の映像、崩れた(建物の)映像――皆さんが困っているってわかっていてやっぱり放っておけないですよね。2日の日からいろんな活動はしているんですけれども、そういうので火がついちゃって『行かなければ、何とかしなければ』って」

ムハメットさんの他、7人のトルコ人と2人のベトナム人からなるボランティアチームは、支援物資を買い込むため電話をかけまくった。そして5台のトラックで4日午前3時に名古屋の自宅を出発した。300キロ超の道のりを、通常の倍の11時間かけて到着すると、すぐに水やおむつ、ストーブ、ビールに至るまであらゆるものを配る作業に取り掛かった。

「味も正直そんな大した味は出せていないんですけれども、こういうところですので急いでやるので。7―800人分を随時出そうと思うと流れ作業になって、多少抜けているところもあると思うんですけれども、でも皆さんすごく喜んでいただきまして、たくさんの『ありがとう』がいっぱいです」

ムハメットさんのチームが名古屋へ戻ろうとした際、年配の避難者が感謝の気持ちを込めてムハメットさんを抱擁していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/56ace3f437b0489e0b51ebaadbe8a69b08318ce6

あったけぇ
冷酷ジャップとの差