サウジ、アジア向け原油販売価格を大幅引き下げ−需給軟化を反映か

サウジアラビアはアジアを含め、全ての地域の顧客向けに出荷する2月の原油価格を引き下げる。欧州北西部と地中海沿岸、北米向けも値下げする。

  アジア向けの大幅値下げにより、主要市場である同地域で現物需給が軟化する兆しが強まる。

  ブルームバーグが確認したところでは、サウジの国営石油会社サウジアラムコは、アジア向けアラビアン・ライトの2月積み原油公式販売価格(OSP)を1バレル当たり2ドル引き下げ、中東産原油の指標価格を同1.50ドル上回る水準に設定した。

  値下げ幅はブルームバーグが調査した精製業者やトレーダーの予想(1.25ドル)を大きく上回り、2021年11月以降で最も低い水準となる。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-08/S6XPS3T1UM0W00