韓国の現代自動車(ヒョンデ)は30日、小型EV(電気自動車)「KONA(コナ)」を11月1日から販売すると発表した。価格は税込みで399万円から。直線的なランプのデザインとAR(拡張現実)機能を搭載したディスプレーなどが特徴で、幅広い層に浸透を図る。
航続距離は456~625キロ・メートルで、後席でもゆったり過ごせるスペースを確保した。一部を除いてスマートフォンが鍵代わりになり、ディスプレーに映るカメラ映像に矢印を重ね合わせて運転をサポートする。
ヒョンデは昨年、約12年ぶりに日本市場に再参入した。オンライン限定で販売台数は1000台未満にとどまるが、価格を抑えたコナの投入で「日本でのボリューム拡大につなげたい」(日本法人の趙源祥社長)と意気込む。

ヒョンデ以外の海外勢も小型EVに注力し、中国のBYDは9月に「ドルフィン」を発売。スウェーデンのボルボ・カーも「EX30」を年内に販売する予定だ。

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