世界では
『女性・高齢・低学歴の者ほど幸福度が低い』が、
日本人は全て逆になってる。

日本人だけ男性のネガティブ感情が
女性を上回っている点(しかも14%も)である。
これは、世界価値観調査などの幸福感でも
日本人の幸福度の女性優位が目立っているのと
軌を一にする現象であるといえる。

戦後
儒教道徳
から女性がかなり解放されたのに対して、
男性のほうは「男は一家の大黒柱」
あるいは「男はか弱い女性を守らなければならない」
といったような旧い道徳観になお縛られていることが多いから、
こうした結果が生じているのではないかと感じるが、どうだろうか。
男は、男(自分)への期待感が大きい。
それだけ幸福度を感じにくくなっているのである。

なお、同じような状況にある韓国でも
(日本の男性ほどネガティブな感情を抱いていないが)、
やはり、OECD諸国の中でネガティブ感情度の男女比が
3位と高い点もこの点を裏づけていると考えられる。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/07/post-96774_3.php