ロシアの連邦捜査委員会は27日、モスクワ北西のトベリ州で23日に墜落したジェット機に搭乗して死亡した10人のDNA鑑定を行った結果、6月に反乱を起こした民間軍事会社「ワグネル」創設者のエフゲニー・プリゴジン氏の死亡が確認されたと明らかにした。

同委の報道官がSNSで発表した。10人の身元に関し、公表済みの「搭乗名簿と一致した」とした。名簿にはプリゴジン氏のほか、露軍参謀本部情報総局(GRU)元高官ドミトリー・ウトキン氏らワグネル幹部の名前があった。墜落原因には触れなかった。

プーチン大統領は24日、プリゴジン氏に哀悼の意を表したが、事実関係には言及しなかった。欧米各国はプーチン政権がプリゴジン氏らを暗殺したとの見方を強めている。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20230827-OYT1T50100/