テニスの4大大会「全仏オープン」の女子ダブルス3回戦(4日)で、加藤未唯(ザイマックス)&アルディラ・スーチャディ(インドネシア)組が失格となった騒動の余波が収まらない。

この試合で加藤が相手コートへ向けて返した球がボールガールを直撃し、審判が警告を出した。ところが、その後に対戦相手のマリエ・ブズコバ(チェコ)&サラ・ソリベストルモ(スペイン)組が抗議すると一転、失格処分に。テニス界のみならず、ファンからもブズコバとソリベストルモが不戦勝を狙ったとして批判が噴出している。

こうした中、スペイン紙「アス」はSNS上でのソリベストルモに対する〝攻撃〟に焦点を当てた記事を掲載。「サラは最新のインスタグラムの投稿で批判の嵐にさらされている」「インスタグラムの投稿には7000件近いメッセージが寄せられた。その数は彼女が普段ソーシャルネットワークで扱っている数をはるかに上回っていたため、サラは日曜日の午後、仮想世界から離れることを選択した」と報じた。

その上で、ソリベストルモのコメントを紹介。同選手は「メッセージは見ていません。何も悪いことをしていないのに、何かで非難されるのはつらい」「試合を見た人は、本当にそんなふうに思っていないと思う。家からコメントする人は明日(火曜日の試合)は見に来ませんよ。今日、コートに行くのは少し怖かったが(観客から)コメントはない。試合を見た人なら誰でも、ボールがビデオで見るより2倍も硬かったこと、そして私たちに非難されるような態度がなかったことを知っています」と主張した。

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/265600