◆リポーター
「こちら折尾名物のかしわめしです。根強い人気のこのお弁当が今、ピンチに陥っているんです」

北九州を代表する駅弁として100年以上にわたって親しまれてきた折尾駅の「かしわめし」。

鶏のスープの炊き込みご飯に乗った甘辛い「かしわ」と「海苔」。

黄色い「錦糸卵」が華を添えます。

名物駅弁の彩りにも欠かせないこの錦糸卵が、いま、深刻な事態に直面しています。

◆東筑軒 総務部 佐竹良太さん
「メーカーから『卵の供給が難しい』ということで、前年に比べて錦糸卵の入荷が3割ほど減っている」

JA全農たまごのまとめによると、福岡地区の3月時点の平均卸売価格は1キロあたり345円と、前年の2倍近くに上がっています。

卵の高値は当面続くと見られるため、東筑軒は「苦渋の決断」を強いられました。

卵不足で入荷が減った錦糸卵を少しでも「節約」できるよう、これまでたっぷり山盛りだった盛り付けを約5グラム減らしたのです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a18683325fb823659623074d79ea66dc1a2dfbaf