(CNN) 米シンクタンクの戦争研究所(ISW)は、ウクライナ東部バフムートの戦況について、ロシア軍の前進は
確認できていないと明らかにした。

ISWは11日遅くに公表した報告書で、ロシア軍やロシアの民間軍事会社「ワグネル」がバフムートへの地上攻撃を
継続しているものの、ロシア側が何らかの前進をしたことを示す証拠はないと述べた。

ISWによれば、ロシア軍が11日にバフムート市内で何らかの前進をしたことは確認できなかった。

ウクライナとロシアの情報筋は市内で激しい戦闘が行われていると報告を行っている。ワグネルが工業団地などの地域で
身動きが取れなくなりつつある可能性が高く、そのため、大きな前進が難しくなっているという。

バフムートで何が起きているのかを正確に示すことは難しい。ワグネルのトップは11日、部隊が市内中心部に近づいていると
明らかにしていた。

過去8カ月で初めて、ロシア軍がウクライナの都市を奪取しそうな情勢となっている。バフムートは小都市とはいえ、
戦前の人口の90%以上が街を離れている。
https://www.cnn.co.jp/world/35201189.html