楽天グループが14日発表した2022年12月期決算(国際会計基準)は、純損益が3728億円の赤字となり、過去最大の赤字幅となった。前年は1338億円の
赤字だった。携帯電話の基地局整備の負担が重いモバイル事業の営業赤字は4928億円で、ECなどインターネットサービス事業や
金融事業の利益でも埋めきれない構図が続いている。

【写真】料金プランを説明する楽天の三木谷氏

 楽天モバイルは昨年5月、携帯電話料金の「0円プラン」廃止を発表し、契約数が減る傾向が続いていた。契約回線数は昨年9月末時点で518万件
(格安スマホサービスのMVNO含む)となり、昨年3月末時点からは50万件も減少していた。(鈴木康朗、女屋泰之)

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