インバウンド需要の呼び込みや、特産品の輸出拡大などを狙い、茨城県は5日から台湾で、茨城県の魅力をPRする見本市を開いています。

5日から台北の中心部で始まった茨城県の見本市には、県内からおよそ40の企業や団体が参加しました。
オープニングセレモニーで茨城県の大井川知事は、「茨城を知ると、茨城のものを食べるとラッキーになるという『開運茨城』をキャッチフレーズにして、台湾の人に茨城のよさをアピールしていきたい」とあいさつしました。
また、台湾生まれ、茨城育ちのタレントの渡辺直美さんが宣伝大使として登場し、「宣伝大使を務められるのは本当にうれしい。みんなで見本市を盛り上げていきたい」と述べました。
茨城県は、茨城空港と台湾を結ぶ便が来月再開することや、台湾当局が東京電力福島第一原発の事故のあと続けてきた茨城県産などの食品の輸入規制が去年2月に緩和されたことなどから、観光や経済の面で台湾との結びつきの強化に力を入れたいとしています。
会場には、茨城の特産品や観光地を紹介するブースが設けられ、訪れた人たちは、特産のくりを使ったお菓子や干し芋やなどの試食を楽しんでいました。
台湾の女性は、「茨城はよいところがたくさんあるようなのでことし、行ってみようと思っています」と話していました。
茨城県の見本市は今月9日まで開かれ、あんこうのつるし切りや納豆の早食い大会などが企画されています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20230205/1070019954.html