Windows 11の最小システム要件は、4GB以上のRAMや64GB以上のストレージ、9インチ8ビットカラー720p以上のディスプレイ、TPM 2.0セキュリティを備えたコンピューターであることなどです。
また、互換性チェックプログラムを突破するためには、CPUについては第8世代CoreもしくはRyzen 2000シリーズ以降が必要になります。

マス向けOSの代表格であるWindowsの最新バージョンですので、上記要件は”一般人”にはほぼ問題にならない一方、
ニッチなこだわりを持った”逸般人”は弾かれることも多々ありました。

具体的には、すごく古いハードを使っていたり、常用に堪えないレベルの小さいマシンを愛用している方などです。

そんなWindows 11システム要件の多くを緩和するクローンOS「tiny11」が登場し、ダウンロード可能になりました。

こちら、2GB以上のRAMで、ストレージは8GB以上あれば動作可能なWindows 11の縮小版です。
プリインストールアプリの多くが削除され、容量が節約されています。
TPM 2.0非搭載や4GB未満のRAMであっても、Windows 11を動かせるようになります。
また、デフォルトでローカルアカウントを使用するため、Microsoftアカウントがなくてもセットアップ可能なのも便利です。

tiny11は独立系開発者のNTDEVによって開発されたOSで、Windows 11 Pro 22H2をベースにしたもの。
Windows 10が動作するほぼすべてのPCで動作可能になるとのこと。

もちろんマイクロソフトからの正式なプロダクトではなく、あくまで独立系開発者によって変更された
クローズドソースのOSなので、利用にあたっては個人情報などを扱わず、遊びにとどめておくのが賢明でしょう。

TPM不要かつ2GB RAMで動くWindows 11クローンが登場【tiny11】
https://daily-gadget.net/2023/02/05/post-53671/?amp=1