ドルーリー朱瑛里に忍び寄る「盗撮」「無断撮影」の魔手 為末大氏が警鐘

 陸上女子のドルーリー朱瑛里(しぇり、津山・鶴山中3年)が3日、代理人弁護士を通じて全国中学生クロスカントリー大会(5日、滋賀・希望が丘文化公園)を欠場すると発表したことを受け、スポーツコメンテーターで世界選手権男子400メートルハードル銅メダルの為末大氏(44)が自身の見解を明かした。

 ドルーリーは先月15日の全国都道府県対抗女子駅伝の3区(3キロ)で区間新記録をマークすると、先月29日の「晴れの国 岡山」駅伝競走大会の3区(3キロ)でも区間新記録をたたき出した。しかし、一部の過熱取材や一般人による無断撮影、SNSへの投稿などに不安を覚えたため、全国中学生クロスカントリー大会への出場を断念する決断を下した。

 3日に自身のツイッターを更新した為末氏は「まだ中学生です。彼女の気持ちを第一にみんなで見守っていきましょう」と切り出した上で「これは日本のスポーツ界は女子アスリートへの盗撮、無断の撮影問題にも関係すると思います。マスメディアよりも、個人で撮影している人間をどう抑止するかが重要です」との見解を示した。

 ドルーリーを巡っては、日本人離れのフォームに対し、多くの陸上関係者が大絶賛。「10年に1人の逸材」などの声があがっている。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/fe573b6e3d0f4650d085d1139a08f4f77ba65f74

ドルーリー朱瑛里が大会欠場 過剰な注目、報道に不安感じ
https://nordot.app/994154508762382336