ソニーのビデオゲーム部門が、四半期としてはPS5の発売以来最高の業績を達成した。コンソールとファーストパーティー製ソフトウェアの売上が急増している。

ソニーの2022年第3四半期決算で発表された通り、PS5は2022年12月31日までの3カ月間で710万台を売り上げ、四半期のセールスとしては同コンソール史上最高となった。
これで、2022年度で販売したPS5は1280万台となり、発売以来3200万台を出荷したことになる。
これは前年比34%増の数字であり、PS5を悩ませてきた供給の問題が真に終わりつつあることを物語る数字だ。

今回の成功によって、ソニーはPS5の年間販売目標を1800万台から1900万台に引き上げた。

ソニーのゲーム&ネットワークサービス分野の売上高は1兆2465億円(前年比53%増)、営業利益は1162億円(前年比25%増)となった。この数字は年度中最高の四半期決算であるだけでなく、PS5発売以来でも最高の四半期決算である。

ソニーにとって良いニュースはコンソールの売り上げ以外にもある。
ビデオゲームの売り上げは8650万本だった。
これは最高を記録した前年の第3四半期(9270万本)には届かなかったが、今年度の第3四半期ではファーストパーティー製タイトルの売り上げが大幅増となり、8650万本のうち2080万本がファーストパーティー製である。
さらにそのうち1100万本は『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』が単独で占める結果となった。

PS Plusの加入者数は4550万人から4660万人に微増した。
最も多かった頃の4800万人には戻っていないが、同サービスの月間アクティブユーザーは1120万人に成長した。
PS Plusの売上高も2四半期連続で増加となった。
おそらくPS Plusの上位プランの加入者がその要因と見られる。

PS5が発売以来最高の四半期セールスを記録 ソニーのゲーム分野における売上高は53%増
https://jp.ign.com/ps5/65543/news/ps5-53