支持率下落はとどまることを知らず、「内閣再改造」や「年始解散」説が駆け巡るほど政権は混乱を極めている。そんななか、
崖っぷちの岸田文雄・首相は、耳を疑うような窮余の一策を考えているという。
秋葉賢也・復興相の「4人目の閣僚辞任」をめぐって政局が緊迫するなか、注目の会談が行なわれた。11月28日、岸田首相は
「最大の政敵」としてその動向が関心を呼んでいる菅義偉・前首相とサシで会談した。

菅さんに頼んで菅側近の坂井学・前官房副長官を総務大臣に起用するというセカンドプランまで用意したが、調整がうまくいかなかった」
慎重な菅氏は自分を「実権のない副総理」として閣内に取り込もうという岸田首相の魂胆を見抜いて、易々とは乗ってこなかった。
だが、その後も閣僚不祥事が止まらず、岸田首相はどんどん追い詰められている。そこで首相周辺から挙がっている“奥の手”が、
菅氏を官房長官に起用することで危機を乗り切ろうというプランだ。

https://www.news-postseven.com/archives/20221205_1818944.html?DETAIL