エリザベス女王の棺、歴史的な場所に帰る 英国民「私たちの誇り」

エリザベス英女王が国民や世界から集まった元首らに見守られ、
伝統ある国葬で見送られた。信じてもらうには、見てもらう――。開かれた王室をめざした女王が繰り返した言葉を、
チャールズ新国王は一連の追悼行事を通して引き継ぐ姿勢を示した。

ロンドン郊外ワトフォードから始発電車で来た教師のリサ・マクラフリンさん(42)は
「女王が亡くなった夜は寝られなかった」。仕事があって公開安置には行けず、今回は必ず沿道でお別れを言いたかったという。

 葬列が目の前を通るのはわずかな時間だ。だが、「それまで6時間でも、
7時間でも待てる。女王は私たちの誇りです。悼むと同時に、とても興奮しています」と話した。

 フィジー出身で、英東部ピーターバラに住むレバ・ルサンゴリさん(42)は午前5時半から、
沿道にパイプ椅子とフィジーの国旗を持って陣取った。「私たちの元首ですから。葬列が目の前を通ったら、
私の故郷に住む人たちのためにも、これまで本当にありがとうございましたと伝えたい」。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3331cbbfceb5d648b26d0445c4b19a47a3b720b1