週明けの29日の東京外国為替市場は円安が一段と進み、円相場は、一時、先週末よりおよそ2円値下がりして、1ドル=139円台となりました。
アメリカで利上げが長期化するという見方から長期金利が上昇し、ドルを買って円を売る動きが強まっています。
アメリカの中央銀行にあたるFRBのパウエル議長が、先週末の講演で利上げを継続する姿勢を鮮明にしたことで、アメリカの長期金利が上昇しています。

このため、日米の金利水準に一層、差がつくことが意識され、円を売ってより利回りの見込めるドルを買う動きが強まっています。

1ドル=139円台となるのは先月15日以来、およそ1か月半ぶりです。

市場関係者は「利上げの継続でアメリカの景気が冷え込むことへの懸念もあるが、日米の金利差の拡大がより強く意識され円安が加速している」と話しています。

円相場 円安加速 一時1ドル=139円台まで値下がり
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220829/k10013792381000.html
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