■第三者では遺体の引き取りができない
逝去後、遺体の引き取り手がなく、病院は生前居住していた渋谷区に連絡。区が管理する施設に安置されたままだという。島田は生前に埼玉に墓も購入済みで終活の準備は整っているのだが……島田は19年に離婚。両親はすでに逝去し、2人の妹とは疎遠状態。元マネジャーの福島氏が2日、
渋谷区役所で島田の遺体は区が保管中であることを確認したものの、引き渡しは3親等以内の親族に限られ、「ドライアイス代が1日6000円かかっています。遺体を引き取られる方に請求することになります」と言われたという。実妹の委任状がなければ、福島氏は遺体の引き取りもできず
歯がゆい状態で、現状実妹からのアクションはなし。渋谷区の規則によると「引取者のない死胎は、行旅死亡人に準じて取り扱うものとする」とあり、このままだと“行き倒れ”と同じ扱いになり、一定期間安置の後、区で火葬し、無縁仏として合葬されることになる。
改めて日刊ゲンダイが問い合わせると、「この(島田)件についてはお答えできかねます。渋谷区の規則にのっとって手続きを進めますが、日数などのガイドライン、どう扱うかは公表していません。件数についても広報しておりません」(渋谷区福祉部管理課民生係)との回答だった。
芸能文化評論家の肥留間正明氏がこう言う。
「ハリウッド凱旋後、何度も連載インタビューをさせていただきましたが、よく妹さんのお話をされていた。島田さんは内田裕也さんの都知事選に資産を全てなげうって協力されたといわれ、ヘアヌード写真集発売など話題になるたびに男性の影が噂されるなど“恋に生きた”女優でした。
その半面親族とは疎遠になっていったのかもしれません」
大女優・島田陽子とわかっていても、第三者には何もできないという悲劇。死去からすでに2週間。遺体をドライアイスで保管もそろそろ限界。準備した墓で落ち着ける日は来るのか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/91f03bede42349d11538c915787420f50a0c7554